短編2
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大雪

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これは今年の一月、仙台で珍しく大雪の日に起こったこと。

俺は大学生で一人暮らし。ボロアパートの二階の階段から一番奥の部屋にすんでいた。この時期は試験期間で多くのレポート課題におわれていた。気付いたら2時近くになっていたが、一向に終わることがなくもくもくと書いていた。

リフレッシュもかねて音楽を低音でかけながら作業していたときに、小さくコンコンとノックが聞こえた。ウチのアパートはインターホンとのぞき窓だけで、モニター型インターホンはついてなかった。深夜だし大雪だしこんな時間に人が来るわけがないと思い、空耳だと思いまた作業に取り掛かった。

そして10分後ぐらいにインターホンが鳴った。まじでびびったが、もしかしたら呑みおわりの友達が帰るとこなくてウチに来たのかもしれないと思い、急いでのぞき窓から外を見たが、誰もいなかった。

いや正確に言うと、視界の左端に女の後ろ姿が見えた。全身黒の服を着て髪も黒のロング、そしてヒールを履いていた。俺にはそんな知り合いはいなかったため、間違えたのかなと思いしばらくのぞき窓見ていた。そしたらヒールの音が階段の方に向かった。ボロアパートなので誰かが玄関のドアを開けたらすぐにわかるのだが、五分くらいしたがまったく音がしなかった。

不思議に思い外に出て確かめたが誰もいなかったが違和感を感じた。なんだろ〜と思ってい部屋に戻り一服していたが、急に怖くなり近くの友達の家に逃げた。違和感の正体に気づいてしまったのだ。

その日は大雪、階段に屋根はなく雪が綺麗に積もっていた。そう綺麗に。誰の足跡もなく。ならさっきの女はどこから来てどこへ行った、、、

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