中編3
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若気の至り

ダメな中年街道をひた走る見えない人です。

この話は若い頃ということもありやんちゃして一日を終えるただそれだけの話です。

怖い話を求めるあなた!!スルーしましょう!!

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これは私の学生時代の話です。

時は夏休み!!エンジョイしませうと考えるも、基本ボッチの私にはただの暇な時間でしかありませんでした。

しかし元々怖い話が大好きな人間…ここらで心霊スポットとか行ってみようじゃありませんかと考えました。

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しかしその時の私は自動車免許などなく足はママチャリ、しかも怖がりなのはあいも変わらず暗い夜に一人で探索なんてできる訳がない!!と朝早く家を出て山の方に計画性もなく飛び出しました。

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ママチャリで移動して2時間くらい、実家は海の近くの田舎ですが今は山に近い町村風景。

山の獣道の奥には心霊スポットでもあるのではないか?

という子供が考えそうな安易なレベルの思考で移動しながら探していました。

ふと近くの神社が目に入り突撃しました。

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神社の敷地内を歩いていると神社の裏手側に小道を発見…トト○にでも会えるのでは?という思いで進みました。

進んでみると道はあるがあまり人が歩いていないのがわかる。途中から足元に生える植物も足首くらいだったのが膝近くまで延びている。

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その時の私の気分はメ○ちゃんではく藤○探検隊のような状態でいつ危険生物に遭遇するか…本当に昼間で良かった!!

そのまま歩いていると謎の石碑を発見!!

石碑に文字があり火葬場跡地…慰霊碑だ!!

こんな人が来ない所によくもまぁ…少し周りを見回しても何もない。

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山を降りていく道があったのでそちらの方に歩いていく。

30分ぶりの地上に出るとそこは墓場だった…成る程…奥で焼いてすぐにINという訳か…

そして入口であった神社もすぐ近くだったので私はすぐにママチャリに乗りさらに山の方向に走り出す。

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しばらく走り次に見つけた小道の坂…そこを登ると廃トンネル!!これはキタか!?と見えない隊員は興奮を隠せない!!

トンネルは鉄柵で封鎖され中は見えるが入れない形となっていた。中を覗く反対側から光が見える。

今来た所は坂道登ってすぐにトンネルの出入り口だったので反対側に行ってみたい衝動に駆られました。

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というわけで反対側に行こうと新トンネルを通り、来ました反対側。

先程のトンネルの位置を考え工場の横を通る林道を進んでいけばトンネルの口にたどり着けると考え、近くにママチャリを置いて一人林道を歩いていく。

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林道は車は二台ギリギリ走れるか無理かの少し狭い道で周りは一面の雑木林…聞こえるのは鳥の鳴き声のみで車など通るはずもない。

途中廃屋もあり普段肝試しのようなアホなこと以外は誰も来ないような道を一人トボトボと歩く。

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途中大きな木が倒れ道を横切るように行く手を塞いでいる。

車で来たとしてもここまでか…しかし先を見てもトンネルの出入り口は見えない。私は木を跨ぎさらに先を進む。

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まだ3時くらいだが雑木林の中で全ての日光が入る訳ではなく少し暗く感じる。

鳥の鳴き声はずっと聞こえるがやはり一人は寂しい。

木を跨いでから不安が積もりすぐにでも引き返したくなる。

携帯はもちろん、圏外…ここで倒れたら発見はかなり遅れるな…

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そんなアホなことを考えているとついに数百メートル先にトンネルの出入り口が見える…

ここまでだ…これ以上はビビリメーターが振り切れてしまう!!

私はすくに来た道を戻る。

戻る間もまだ落ち着かない。

走るのは負けた気がする。

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そして木が倒れている所まで戻って木を跨ぐ。

ここでやっとで一安心…今日は疲れた…

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帰りもママチャリをこいでいく。

無茶苦茶身体が重かった。

特に肩が!!

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今思えば本当にアホだったと思う。

こういった行為をして変な縁ができるのは自殺行為に近いので皆さんも気をつけようね!!

安心安全の怖い話ライフが一番!!

Concrete
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@あんみつ姫
私が若く見られてた…私にとってはそれが一番のホラー(笑)
中年です。紛うことなき中年です。

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