短編1
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兄ちゃんinリカちゃん人形

まだ私が幼く(と言っても小学生時代)家族皆で暮らして居た時の話。

私の母親は霊感があったらしく、私の兄弟は成人前には、結構見えてたらしい。

そんな兄弟の中でも兄ちゃんが1番感じやすかったみたいで、よく心霊写真や金縛りにあっていたみたいです。

三つ違いの兄ちゃんは結構ヤンチャで、私の集めていたリカちゃん人形を隠したりされた覚えがある。

1番酷かったのが、人形の髪を短く切られた事だ。

その人形はその日のうちに捨てられてしまった。

それから二年程経ったある日。

母親の失踪(夢から現実?を読んで貰えればわかるかな?)のおかげで引っ越す事になった。

兄ちゃんは二段ベットを、姉ちゃんと使っていて

兄ちゃんは一段目の方で寝ていた。

ベットを解体すると言う事で、みんなで手伝っていた。

上の方の解体が終わり次は下の解体。

布団の下に敷く板?を取り外すと、床には両手を伸ばす感じに、リカちゃん人形が転がっていた。

「…?」

あっっ!と思った。

その人形は兄ちゃんが髪の毛を無残に切り、捨てられたリカちゃん人形だった。(確信はないが、他に髪を切った人形は持っていなかったし…)

みんな沈黙になる。

姉ちゃんと私は、兄ちゃんに

「人形の呪いじゃない?」とか、からかったが

何故あの人形がベットの下にあったのか…

正直人形が出て来た際、めちゃくちゃ怖かった。

怖い話投稿:ホラーテラー 明さん  

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