短編2
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同じ時刻に

少し前、寝ている時に金縛りにあいました

時計をみると時刻は夜中の2時すぎ‥初めてのことだったのでとても驚きましたが、知らないうちに寝てしまいました

翌朝、母にその話をすると、母も同じ頃おかしなことがあったと話してくれました

その夜、母は呑みにでかけてて、帰るころ公衆電話の前で友人と迎えを待っていると、公衆電話が鳴り出したそうです

最初は気にしなかったのですが、あまりにうるさいので電話をきろうと受話器をおきなおしました

しかし何度やっても電話はきれず、受話器を耳にあてると砂嵐のような雑音に混じってかすかに女の声のようなものが聞こえてきます

酔いも覚め、次第に気味が悪くなってきたところで迎えがきて車に乗り込むと、ぴたっと呼び出し音がやんだそうです

不思議に思ったものの、そのままうちに帰宅しました

母の部屋は私の部屋の前の廊下を通らなければ行けません

そして母が帰宅して部屋に向かった時刻、それが私の金縛りにあった時刻と同じくらいだったのです

更にその数日後、姉夫婦がうちに遊びに来たとき2階から降りてきた姉の旦那が私に言いました

「あれ?○○ちゃん(←わたし)今部屋にいなかった?」

わたしはずっと1階のリビングで父とテレビを見ていたので「いなかったけど‥なんで?」と聞くと

「今○○ちゃんの部屋の前通ったら人が立ってて、髪の毛長かったし○○ちゃんかと思って‥」

私は母が何かつれてきてしまったような気がしてなりません

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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