短編2
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人生の終わりは突然(後半)

本当に興味本意で見ない方がよいかも…

俺はとても考えさせられた。

表現は若干修正してあります。

続き…

○○さんが振り向きざまに遮断機の中に入っていってしまった。

俺は声を出すことも忘れていた。

ファファファーン。

彼の体が一瞬で爆発したようになり粉々に飛び散った。

全くその瞬間を見てしまった。

○○さんの身体を破裂させた電車は、そのまま急停車をした。

踏み切りの手前では、さっきのばばぁどもが騒いでいる。

な・な・なんてこった・・。

鳴り続ける警報に我に返ると、俺は車の外に飛び出した。

しかし俺の前に広がっている視界には○○さんはいない。

あるのは彼のカケラ・・・。

俺は膝の力が向け座り込んでしまった。

電車の乗客が窓を開けて、覗き込んでいる。

どうしたんだぁ。

飛込みだよ。

マジ?

きぶんわりぃ。

そんな会話が遠くの方で聞こえているようだった。

俺は、あまりの出来事にどうして言いか分からず何故か部長に電話を入れた。

なんだ□□。売れたか!

ぶ、部長。

なに!早く用件を言えよ!

そ、それが・・・。

俺は震えて言葉にならなかった。

○、○、○、○○さんが・・・。

○○?○○がどうした!

あ、あの・・・、い、い、いなくなります・・。

自分でなにを言っているのか分からなくなった。

はぁ?お前、あまりに売れなくておかしくなったかぁ?

そ、そうじゃないんです。

いま、僕の目の前で○○さんが電車に飛び込みまして・・・。

で、で、粉々に・・・。あの時以来、俺はあの○○さんの顔がどうしても忘れられない。

血の気の全くない無表情な顔。

風呂に入っているときも、メシを食っているときも鮮明に出てくる。

医者は、暫くすると治るといっていたが、本当に辛い。

会社もあれ以来行っていない。あの部長が心配して、見舞いに来てくれたときに話してくたのは

○○さんの影だった。

新商品をいち早く売ってくるのは、全て自分で借金をしていたらしい。

で、買い取った物をたたき売りして回していたらしいが、いよいよ回らなくなっての自殺だったらしい。

確かに○○さんの心のうちを思うと同情もするが、

何も俺の顔を見ながら飛び込まなくても。

今はあの顔から逃げるのに精一杯で、

人間的な感情がなくなってしまった。

怖い話投稿:ホラーテラー さん  

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