これは、本当にあった話です。怖かった…
ある夜、喉が乾いたので、近くの自動販売機にジュースを買いに行きました。
夜遅い時間だったので、辺りは真っ暗。
自販機の灯りを頼りに小銭入れからお金を取り出したんですが…
(チャリーン)
百円玉を落としてしまいました。
幸いにも、自販機の下には入り込まず、手前で止まったので、拾おうとしました。
その時です…
ニューと、自販機の下から手が出てきたのです…
自販機の灯りに写しだされたその″手″は、不気味に黒く、何かを探すように蠢いていました…
私は、悲鳴を上げて逃げ出しました。
ついに…ついに、見てしまった…
家に帰り、すぐに友達に電話しました。
「私、ついに、見てしまった…怖いよ!ねえすぐに私の家に来て…」
友達に、今あったことを全て話ました。
そして友達が言ったのです。
「自販機て、あなたの家の近くの自販機でしょ? あの下の、排水溝に、ホームレスのおじさんが住んでるらしいよ…」
黒い手が出てきたら、誰でも逃げちゃうね…
おじさん、頭いいね…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話