短編2
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友人

友人と連絡が取れなくなって

どれくらいだろう。

アパートへ行っても

いつも留守の様で

郵便受けからは

いつのか分からない郵便物が溢れている。

他の友人経由で

連絡を試みたが

駄目だった。

友人を最後に見たのは

一緒に出掛けた

心霊スポット。

掘り出し物的な

良い所が見つかったから一緒に行こうと

自分から誘い

渋々友人がOKし

野郎二人出掛けた。

深夜。

目的地は廃墟。

以前は、民宿だかを営んでいた家族が住んでいたが、

主人が狂ったとかで

家族を惨殺。

自身も首を切り死に絶え、

その後その民宿に人は入る事はなく

何度か取り壊しとなった様だが

工事関係者が次々と不幸にあい

その廃墟は壊されず存在する。

何処までが事実で

何処までが嘘か噂の尾ひれか分からないが、

心霊スポットとして存在するのは事実。

よくある話。

その時はそう思い

現地へ出掛けた。

場所は容易に分かった。

中を一通り見て何事も無く出てきた。

始終一言も話さない友人が気になり

大丈夫か聞いたが

(戻ろう)

の一点張りで

粗方内部は探検したから良いかと思い

お互い家へ戻った。

その後

友人と連絡が取れない。

いや

実際には

連絡は来ている。

携帯に着信が残っている。

何件も。

着信から発信してみたが

お客様のお掛けに〜のガイダンスが流れ

何度掛けても

繋がらない。

だが着信は増える。

自分の気がつかない内に。

友人が何処にいるか分からないが

もしかしたら

あの廃墟に居るかもしれない。

今から行こうと思う。

着信が今も尚増える。

友人は無事だろうか

そして僕は

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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