短編2
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まだ探してるのか。

去年の梅雨時に起きた実体験です。

25歳になるまで幽霊なんて見たこともなく存在すら信じてもなく。

何のきっかけがあったのかわからずその時がきました。

昼間っから蒸し暑くカーテンも窓も全開でテレビを見ていた。 一時すると視線を感じた。えっ?とその先に目をやると窓の外の鉄格子にピッタリめり込むように不気味な色のオッサンの顔が。

はぁっ?ってドクンって脈が波打つのがわかるくらいビビった。

二度見するとその一瞬で顔は無くなっていた。

気持ちを落ち着かせようとした。まだ霊の存在を信じられずにいたから。

その瞬間ドアが激しく叩かれる音がした。ドン…ドンドン…ドンドンドンドン!

次第に叩く音が激しくなる。は?なんなんだよ昼間から、と軽くパニック気味で玄関のドアの除き窓から外を除くと

目が合った

焦点の合っていないその目で向こうからも覗いていた。声も出ず足から力が抜けて行くのがわかった。

携帯が突然鳴りました。携帯の元まで腕の力だけでもがくように行くと電話に出ました。

『〇〇?今何してるの?』多分友達?からの電話。声が枯れていたが。

助かったと思い少し気が楽になった。

『マジさっきビビってさー』とさっきの出来事を話した。すると電話先が無言になり向こうからはさっきまで見ていた昨日録画したドラマの音が。

『なぁ…んだ。や…っぱりい…たの…か〜…ヒ』途切れ途切れに声がふすまの向こうから。

ともにズズッと誰かがいる音が。

気が小さくそれで気を失いました。

気がつくともう夕方でした。大家に事情を話しすぐに出て行く準備を始めました。準備をしながらあんなにすんなりと話を受け入れた大家の様子が怪しいと思った。

半年もたたないくらいにニュースを見ていたら見たことのある風景を目にした。

急いでパソコンを開いた。住んでいた地域の名前があった。アパートの三階から飛び降り自殺の記事。子供の親権争いが原因かと書かれていた。

ニュースでは元妻が自殺を装った殺人事件の犯人として捕まったとのことだった。

まだあのアパートには現れるのだろうか。怖くて近寄れない。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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