中編3
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ドナ○ドの怖い話2

ネタです、その2。

クオリティが下がった感はあります。

深夜。

その人は、友人と山道をドライブしていた。

しばらく車を走らせていると、小腹が空いた友人は、買っておいたマ○ドナ○ドのチキンフィ○オを食べ始めた。

少し経ってからふと隣を見ると、お腹が膨れて眠たくなったのか、友人は眠っていた。

その人は、友人も眠ってしまったことだし、そろそろ帰ろうと思った。

その時、友人が突然ビクンッと、跳ねるように目を覚ました。

「どうかした?」

その人は声をかけた。

すると、友人は異常な行動を始めた。

手のひらを拝むようにして胸の前で合わせ、そのあと両手を胸の前で交差し、最後に勢いよく、バンザイのように両手を高く上げる。

「ラン、ラン、ルー」

その人は、突然の事態にどう対応すればいいか分からなかった。

寝惚けているだけなら、まだいい。

しかし……

友人は、狂ったようにその動作を繰り返した。

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

これを狂っていると言わずして、何と言うだろう?

その人は、ひとまず脇へ寄って車を停めた。

なんにせよ、どうにかしなければならない。

「おい、やめろよ。気味が悪い」

その人は友人の体を揺すった。

しかし、それでも友人はその行為をやめようとしない。

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

その人は、異常な事態に、とうとう耐えられなくなった。

「いい加減にしろよ!」

無理矢理、その行為をやめさせようと腕を抑えた。

「ラン、……」

しかし次の瞬間、その人は悲鳴を上げた。

……友人が、腕に噛み付いてきたのだ。

痛さよりも、まず恐怖があった。

ギリギリと、容赦なく友人の歯が腕にめり込んでくる。

袖に滲んだ血が、友人の口を赤く染めていた。

その人は堪らなくなって、腕を無理矢理引き剥がした。

腕には、友人の前歯が突き刺さっていた。

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

邪魔が無くなると、友人は口のまわりを真っ赤にしたまま、あの行為を再開した。

何かがおかしい。

その人は、車を降りて逃げようとした。

そして、ドアに手をかけた時、気付いてしまった。

……囲まれている。

車の周りを、異様に白い顔をして、口のまわりを真っ赤に染めた、大勢の「人間と思われる何か」が取り囲んでいるのだ。

「何か」は、一見ピエロのような姿だったが、明らかにそれとは異質なモノだった。

それらは皆一様に、あの行為を繰り返している。

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

体の震えが、止まらなかった。

その時、視線を感じて、その人は友人の方へ目を向けた。

……友人は、もう友人の姿をしていなかった。

「ドナ○ドは、体が勝手に動いちゃうんだ」

にたぁ

赤に染まった口を歪ませ、友人だった「何か」は、笑った。

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

「ラン、ラン、ルー」

その人は、大勢のピエロの中の一人となって、深い山の中へ消えて行った。

車の中には、マ○ドナ○ドの紙袋だけが残った。

-終わり-

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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