中編5
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Unexpected【四】

深夜・・・

市街地某所。数台のバイクがコンビニ駐車場に並ぶ。なにやら慌ただしい様子・・・

P(Nさん・・・ピチピチ・・・ライダースーツ・・・ムチムチ・・・やばい・・・カチカチ・・・)

『・・・!』

『・・ん!』

『・さん!』

J『Pさん!!聞いてますか!!』

P『ハッ!すみません。なんでしたっけ?』

妄想中のPは正気に戻った。Jは少し呆れている。Aは茫然と立ち尽くす・・・

N『J先輩!あのブヨブヨ・・・やばくないっすか?』

P(アンタのセクシーさもヤバイって!峰だよ!!)

J『かなりね!どういう事かきちんと説明してもらえますか?Aさんっ!!!』

Pは妄想を再開している。JはAに詰め寄る・・・Aは思い詰めた表情で、小さな声で語り始めた・・・

A『実は・・・』

J『しゃべるなら、もっとハッキリしてくれ!!』

A『実は・・・この地方で噂されている話・・・M家って、元俺の家なんですよね・・・Jさんにはもうバレてると思うけど・・・』

J『ああ!アレは何なんだ!?』

A『アレは・・・俺の・・・ハッキリした正体は分かりませんが・・・』

Aの表情が急に強ばり、声も怒鳴るかの如く大きくなる・・・

A『・・ニエ・・』

A『イケニエガ三匹必要ナンダァァァァッ!!!!』

Pは正気に戻った。Jは突然の出来事に一瞬ひるむも、Aを落ち着かせようと両肩を掴み、なだめる。

15分後・・・

ようやく、とり憑かれたかの様に混乱していたAは落ち着き、Jが再び主導権を握る。

J『Pさん、これからどうしますか?』

P『Jさん、ちょっといいですか?』

PはJを連れてみんなから少し離れる。そして

P『Nさん・・・紹介してもらえませんか?』

J『ハァ?いい加減にして下さい!!そろそろ限界ですよ!!』

PのあまりのKYぶりにJは呆れている。

P『すみません・・・では本題に。Jさん、あの時シビトといいましたよね?』

J『はい・・・それが何か?』

P『コードは?』

J『ん???』

P『いえ、何でもありません。すみませんでした。Jさんは皆さんの所に戻ってて下さい。』

Jは不思議に思いながらも、AやN、助けに駆け付けてくれた後輩達の所へ戻る。Pは一人携帯を取出し、誰かに連絡している・・・

[通話]

P『もしもし、コードネームBPTAです。今回の「ヨウイヅミ」・・・なかなか強者で・・・何か有効な攻撃方法はありますか?』

?『数は?』

P『把握できません・・・ただ・・・「融合」は可能かも・・・』

?『そうか・・・ならば・・・・・・・・・・・・。』

P『了解!ではまた後程。』

[通話終了]

Pは電話をポケットにしまうと、みんなへ駆け寄った。待たされた一同は少しイライラしていた。

P『すみません。三大魔女の一人と連絡がとれて、対処法を聞いてました!』(嘘)

J『そうですか・・・で、これからどうしますか?』

P『もう一度あそこへ行きます。』

Pの無謀な提案に一同は混乱する。皆、口々に反対するもPは更に話す・・・

P『落ち着いてください。実はあの化け物は一度見てしまうと、死ぬまで呪われてしまう。と聞きました。』(嘘)

P『なので、もう一度行き、退治しましょう!対策もあります!!しかし大人数では危険。行くのは・・・』

P『私、Aさん、Jさん。後は・・・・・・・・・Nさん!!』

N『何で?』

J『ちゃんと説明して下さい!』

P『分かりました。とりあえず四人で話し合いたいので、残りの人には引き上げて貰って・・・』

Jは初めて真剣な表情で話すPを見て、後輩を帰らせる。

J『ありがとな!バイクは四人分・・・二台だけ残して解散!』

後輩達『お疲れ様です!失礼します!』

二台のバイクを残し、去ってゆく後輩達・・・四人は見送る。そしてPは一人コンビニへ入り何かを購入する。

三人の所へ戻ると、ようやく説明を始めた・・・

P『実はあの化け物「ヨウイヅミ」って名前で、退治方法もあります!今から武器を作るので協力お願いします!!』

そう語るとPはコンビニ袋からゴソゴソと色々な物を取出し、地面へ並べる。

ペットボトル×8

アルコール度数の高い酒

ティッシュ

雑誌

そして、Pはリュックから黒い粉(火薬)の入った袋と白い粉(塩)の入った袋を取り出す。

P『それでは、武器を作りましょう!!』

製作中

※作り方を書いてしまうと削除対象になりかねませんので、割愛させて頂きます。すみません。※

A、J、NはPの指示で8個の武器を完成させる。そして再び説明・・・

P『できましたね!これを一斉にアイツにぶつけちゃって下さい!』

A『でも・・・アイツは沢山・・・足りない・・・大丈夫ですか?』

PはAに近付き耳打ちする・・・Aは一瞬驚くも、納得した。JとNは『教えて』と尋ねるも、Pは『後のお楽しみ』とはぐらかした。

深夜2時過ぎ・・・

J『準備も出来たし、そろそろ出発しますか?』

N『ですね!バイクの運転は・・・私とJさんでいいですよね?』

A『そうですね!』

P『じゃあ、私はNさんの・・・』

J『ピッ、Pさんは私の後ろに!!』

JはニッとしているPの野望を阻止した。落ち込むP・・・

ざわっ!!

Pは背中に違和感を感じるも、Nの後ろに乗れなかったショックが後をひき、落胆している。

P(やっぱり寒いな〜北は。Nさんと密着したかったな〜。)

ざわっ・・・

二度目の違和感に、Pは何かを思い出したかの様にリュックをゴソゴソさぐる。

J『じゃあ、行きますか?』

P『待ってください!!行く前に気休め程度のおまじないを♪みなさん、目を閉じて並んでください♪』

目を閉じて並ぶ三人。

P『いっきますよ〜♪』

P『ハッ!』

Pは三人に向かって塩を投げ付けた。更に・・・

P『ハッ!カッ!タッ!ノッ!シオッ!!!』

嬉しそうに塩を投げ付けるP。

AとJ、N『・・・』

三人はPの感じている違和感とは別の寒さを・・・

P『カッ、完了です。ソッ、しょれでは行きましょうか?』

ざわっ・・・

〔ハヤク・・・〕

Pに本日三度目の霊的な兆候と謎の声。しかしスベり、噛んでしまった恥ずかしさからPの耳には聞こえない・・・

深夜2時?分・・・

四人はPとJ、AとNの二組に分かれ再び「ヨウイヅミ」討伐へ向かう・・・

魔物の巣窟へ・・・

続く

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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