短編1
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額の裏

昔、あるホテルに泊まった時の話。

その夜は出張初日で疲れていて、部屋に入った瞬間に睡魔に襲われベッドに倒れ込んで眠ってしまった。

午前4時30分頃に突然目が覚めてた。

このまま起きていても意味がないと思ったので、また眠ろうとしたが眠れない。

一つ不安がよぎった。

「4時44分になっちゃう」

怖い。

早く眠りたい。眠れない。

4時41分頃、一大決心をした。

「部屋に飾ってある絵の額の裏を見てみよう。」

怖がっているだけではダメだ。むしろ怖がれば怖がる程、霊的な物は寄って来ると聞く。

それならばこちらから…

額に手をかけ、

思い切って壁から外す。

そこには真っ赤な文字で大きくこう書いてあった。

「祝」

と。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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