短編2
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友人の話

ある晴れた休日に彼女とドライブがてら、ちょっとした登山というか、高原にハイキングにいきました。

僕らは、だいぶ都心のほうに住んでるもので、青々とした木々や、よく澄んだ青い空がとても気に入り楽しい時間を過ごすことができました。

彼女の作ってきたお弁当を食べた後、やはり若さのせいか、なんとなく飽きてきてしまって、近くの林の中を探検しながらぶらぶら、することになりました。

いろんな話しをしながら歩いていると、木と木の間に赤いテープがはってあって、けもの道のような狭い道につながっているのでした。

彼女は好奇心が強い人で、そのテープをたどってみようと言い出しました。

少し考えた後、そろそろ終わりにしようと思っていたし、もうすぐ日も暮れそうだったので、

「もう、ちょっとだけだよ」と言って彼女の後をついていきました。

赤いテープは途中途切れ途切れになっている個所もありましたが、その分、赤いテープで作った矢印がポツリポツリとあって、スムーズに最終地点まで行くことができました。

そこに着くまで、このテープはいったいなんだろう?子供のイタズラだろうか?と考えていたのですが、その場所に着いた時すべてがわかりました。

テープの最後は、崖に続いていました。

このテープは飛び降り自殺の現場に続いていたのです。

そして、あのテープは警察の鑑識が作ったもの残りだったのです。

飛び降りたと思われる箇所には赤いテープで二つのまるが描かれていました。

崖は30m位の高さがあり、ゴツゴツした岩場になってます。

恐怖を感じましたが、好奇心に負けて、ひょいと崖から下を見下ろしました。それは、彼女も同じようでした。

しかし、彼女が丁度真下を見下ろした時、

「ドン」という音があたりに響き、彼女は悲鳴をあげることもなく人形のように落ちて死んでしまったのです。

友人は、そこまで話した後、彼の話を聞いていた壁に、こう付け足しました。

「**********、************************************。**********、********!!!」

それから最後に一言。

「まぁ、俺が突き落としたんだけどな。」

******の部分は、この話の本当の意味を完璧に理解したときはじめてわかります。

ただし、背景の事件がわからなければ、答えを得るのは困難でしょう。

また、答えが他の人と違くなる事がありますが、それが本当の答えならば、必ず納得できるはずです。

ただし、答えを知った後のあなたの安全は保障できません。

怖い話投稿:ホラーテラー こぴぺびとさん  

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