最近母から聞いた話。
私の母は、病院の事務をしています。
長年勤めているので、院内の大半の人と仲がよいです。
看護婦さん達が言っていたそうなのですが、ナースステーションで夜勤をしていると、毎日のように内線電話が鳴るそうなのです。
電話機のディスプレイを見ると、その番号は放射線科からでした。
看護婦のAさんは受話器を取ったのですが、相手は無言。
しばらく問いかけたのですが、無言のままで恐くなり、受話器を置きました。
するとBさんが
B「Aさん。内線、放射線科から?」
A「うん。え?何で分かったの?」
B「最近あるのよ。その内線電話。」
A「……えっ。」
夜の放射線科には鍵がかけられていて、誰も居るはずが無いのです。
用事があるとしても、鍵を借りに、このナースステーションに来るはずです。(手っ取り早いそうです)
泥棒がご丁寧に電話する訳もないし…
そんなことを考えていたAさんに、Bさんが
B「それさ、半年前に亡くなった○○さんじゃない?」
A「あ~、確かにね~。気さくな人だったから。」
○○さんは、放射線科で働いていたそうなのですが、大病を患い亡くなってしまったそうです。
その内線電話は、○○さんの忘れないで欲しい、という思いからかも知れない。と、口を揃えて言っていました。
その日以降も、しばしば内線電話が鳴ったそうですが、皆こわいとは思わなかったと聞きました。
このような不思議な事は、たまにあるみたいなので。
終わりです
つまらない文章でしたが、読んで頂きありがとうございます。
忘れてしまいましたが、この他にも不思議な話があるので、思い出したら投稿するかもしれません。
その際は宜しくお願いします。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話