短編2
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おじさんの工場

仕事の帰り道に、誰かに呼び止められた。

「おい!ちょっと待て!」

振り返ると1人のおじさんが突っ立っていた。

俺はおじさんを見るなり悲鳴をあげた…

なぜならそのおじさん…

手と足が以上に長かったからだ…

そして右手には、光る何かを持っていた…

そして右手の光るものを振り回しながら俺の方に走ってきたのだ…

俺は逃げた。

全速力で走った。

が、おじさんはすぐに俺に追いつき、俺の肩をガシッとつかんだ…

そして右手に持っていた光るものを俺につきだし言った…

「兄ちゃん、携帯落としたよ。」

俺はなんだか恥ずかしくなってしまった。

1人でビビって…馬鹿らしい…

おじさんから携帯を受け取り、お礼をいった。

「あの…どうもありがとうございました。おじさん…手と足長いんですね…」

おじさんは照れたように長い手で頭をかきながら言った。

「いやー、工場で働いてたからさあ」

工場で働くと手足が長くなるのだろうか…

俺は疑問だったが聞くのは止めて、会釈をしてその場から立ち去ろうとした。

すると後ろからまた、おじさんが話しかけてきた。

「兄ちゃん兄ちゃん、首も取れるんだぜ。ほら!

俺は振り返った瞬間、言葉を無くした…

そこには、首から上をサッカーボールのように脇に抱えたおじさんがいたのだ…

そして笑いながら言った。

「いやー、工場で働いてからなあ」

工場で働くと首が取れるのだろうか…

俺は恐怖を振り払うように、おじさんに言った。

「どんな工場やねん!」

するとおじさんは寂しそうな顔をして、

「ね…」

と言って消えた…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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