短編2
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死神2

死神1の続きです

――――――――――――――

「で、その“死神”様が俺に何の用だ?」

『おお、私すっかり忘れておりました!』

紳士風の男は思い出した様に喋り始めた

『今お話したように木曽様は既に死んでいます。そして、今から木曽様には2つの選択肢からどちらかを選んでもらいます』

「2つの選択?」

『はい』

紳士風の男の話は続く

『信じられないかと思いますが、天国と地獄は存在します』

「…」

『おや?驚かないのですか?』

「死んだ俺がこーしていないと思ってた“死神”と話してるんだ。今更驚きゃしねぇよ」

『ふむ…顔に似合わず理解がお早いですね』

「顔に似合わずって…お前馬鹿にしてるのか?」

『ですから私はいつだって…』

「大真面目なんだろ!?わかったから話を続けてくれ!」

かしこまりました、ゴホンと咳払いをして紳士風の男は話を再開した

『天国と地獄が存在すると同様に“輪廻”も存在します。“輪廻”はご存知ですよね?』

「“生まれ変わり”のことだっけか?」

その通りでございます、と紳士風の男は言って話を続ける

『人間には皆“寿命”というものがあります。

寿命の分生き、それから死ぬと人は“輪廻”により転生します』

『しかし、中には事故や病気、殺されたりすることによって寿命分生きずに死ぬ方も数多くいらっしゃいます。

そういう方には残りの寿命分を天国で過ごしていただきます。

そして天国で寿命を終えてから転生するわけです…

ここまではお分かりですか?』

「…ああ」

では続けます…、紳士風の男の話は続く

『しかし罪人には当たり前のように罪をつぐなっていただきます。

罪の種類によって罰は変わりますが…

それを終えると転生できます』

『その罪の中でも木曽様の様な殺人を犯した方には特に重い罰があります

しかし、それではあまりに可哀想、というわけで2つの選択肢の方法が設けられたのです』

『まず1つ目…

木曽様には殺した方々の残りの寿命の合計分、地獄で拷問をあじわっていただきます』

「…はっ!??」

『人の命を奪ったのだからこれくらい当然でしょう?

木曽様の場合は、と…。

ええー、合計247年ですね…

大変ですね~…』

続きます

怖い話投稿:ホラーテラー なかよしさん  

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