短編2
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死神3

死神2の続きです

長くなりそうですが、それでも構わないという方だけお付き合いお願いします

――――――――――――――

「ちょっと待て!!お前ホントにその数字あってるのか?!」

『ええーと…

38、42、27…

…あっ、248です』

「そうじゃねぇよ!!なんでそんなに多いんだよ!!」

『ご自分のせいでしょう?若い女性ばっかり狙うから…』

「248?!ふざけんな!なぁ頼むよ!

もっと減らしてくれよ?!

な?このとおりだ!」

『ふざけてんのはどっちですか?…』

紳士風の男の雰囲気が変わる

なんだこれは…

動けない!

動いたらどうなる?…

俺の運命はこいつが握ってる…

こいつの判断次第で俺はどうにでもなる…

「…」

『分かってくれましたか。

ではモウ1つの選択肢です』

…そうだ!

選択肢は2つあるんだ!

何もこっちを選ぶ必要はない…

地獄で200年以上過ごすよりはマシな…

『あなたには殺された方々と同じ方法で自殺していただきます…』

「…へ?」

『7人の殺された方のうち、6人はナイフにより死亡…

1人は風呂場で顔を湯船に押し付けられ溺死…

よって木曽様には6回ナイフによる自殺と風呂場での…』

「ちょっと待て!!どっちもろくなのねぇじゃねぇか!!」

『他人を殺してるんですよ?

ろくなわけないじゃないですか?』

「んなの知るか!!選択肢っていうから少しは期待してたら…

ふざける…」

『…少し黙ってください』

いつの間にか前にいたはずの奴が後ろにいる

何ももっていなかったはずなのに、でっかい鎌を持って…

そしてその鎌は俺の首にピッタリと当てられていた…

「…ひっ!!…」

『いいですか?

あなたには2つの選択しかないんです

奪った寿命分、地獄で償うか、

殺した方法で同じ数自殺するか…

前者はあまりオススメしません

今までに何人か前者になった人もいましたが、皆さん1週間も経つと「殺してくれぇ」ておっしゃいますから。

ですから…』

「…少し時間をくれ…」

『…いいでしょう

ただしこの砂時計の砂が落ちるまでには決めて下さい

落ち終わっても決断なされていなければ、強制的に地獄いきです』

まだ続きます

怖い話投稿:ホラーテラー なかよしさん  

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