短編1
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消えた都市伝説3

「…マジかよ」

流石に俺も焦り始めた。

「…巻き込んで悪いな」

奴は引き攣った顔で俺を見た。

プルルルル!

プルルルル!

今度は心臓が飛び出すかと思った。

「…電源も抜いていい?」

俺が聞くと、奴は頷いた。

プル…

「…お?」

「…おおぉお!」

鳴り止んだ!

二人ともそう思った!

ピリリリリ!

「…なんの音?」

俺が聞くと奴は泣きそうな顔で答えた。

「…俺の携帯」

「…それも電源切っちまえ!」

奴は携帯の電源を切った。

…。

パーラリラリラー!

次は俺の携帯が鳴った。

「俺は関係ないだろ!」

俺の携帯も電源を切った。

二人とも無言で、部屋中の電化製品のコンセントを抜き出した。

…これで手も足もでまい!

「……音はしないな」

「もう大丈夫じゃね?」

ピンポーン…

ピンポーン…

ピンポーン…

チャイムが鳴りだした。

怖い話投稿:ホラーテラー オカルトさん  

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