短編1
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黒い玉3

Aの家の寝室は、ベランダからも出入りできるので、開かないドアは諦めてベランダへ向かいました。

ベランダに出ると寝室の窓が開いていて、部屋の中が見えました。

寝室に入ろうとすると、私は昼間に人込みの中で感じたものと同じ視線を感じては立ち止まりました。

その時に気付いたのですが、天井も床も壁も黒く染まっていて、どこまでも先が続いているような漆黒の色で、まるで脈を打つ様に動いていました。

Bにも見えていたそうですが、Bは何も言わず私をどかして、中に入っていきました。

一人になるのが不安で仕方なく私も中に入ると、入ってきた窓が消えて、他の壁と同じ様な黒い壁になり、後には戻れない事を覚悟しました。

ほぼ同じ時に、中に入ったにも関わらずBの姿は見当たらず、仕方なく奥へ進んで行くと突き当たりであろう場所に見覚えのある黒い玉が浮かんでいました。

黒い玉は、突然凄まじい光を発し、私は気絶しました。

どれだけの時間が過ぎたのか、分かりませんが私は、目が覚めました。

そこは、何処か懐かしく小さい古ぼけた民家の中でした。

続く…

怖い話投稿:ホラーテラー 葵さん  

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