中編3
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死んでも治らない

警察関係の人から聞いた話です。

実話なのか作り話なのかはたまた都市伝説なのか…

わたしには解りませんが

投稿させていただきます。

新人警官Aさんがパトロールをしていた時無線に

「近くで暴走族出現したので現場へ向かって下さい」

と連絡が入ったので

早速現場へ急行した。

問題の現場に近づくと確かに暴走音が聞こえてきた。

しかし、音はどんどん近付いてくるのに、肝心の暴走族が見当たらない。

しかたなくAさんは署へ連絡をし、元のパトロール経路に戻った。

数日後またAさんがパトロール中に同じ事が起きた。

またも、音は聞こえど肝心の暴走族は見つからない。

近隣住民のいたずらではないかと警察署でも調査をして回ったが

そのような人物もいなかった。

暴走音の聞こえてくるのは、小さな住宅地だった。

Aさんと数人の警察官は毎日、一軒一軒回って話を聞いていた。

ある日Aさんは懐かしい家を見つけた。

まだAさんが警察学校生だった頃

万引きをしている高校生を捕まえ、お店側に突き出したが

人の良い店長が警察沙汰にはしないと言い

Aさんが家まで送って行ったのだ。

しかし、そこで高校生の両親へAさんが事の真相を話してしまい

その高校生は「てめぇぜったい許さねぇ!!」

と恨みのこもった目でAさんを睨みつけていたそうだ。

その後は一度も会っていなかった。

当時の事を思い出したAさんは

「随分古びたな…」

と思った。草は伸びっぱなし、ガラスは所々段ボールで補修してあったりした。

インターホンを出しても誰も出てこない。

なんだか無性に裏庭が気になったAさんは

裏庭に回ってみた。

そこには1台のワンボックスカーが止まっていた

車の中を覗いたAさんはびっくりした。

中には人間の死体が乗せられていた。

すぐに本署へ連絡をいれた

その後事件の詳細が分かった

Aさんが捕まえた当時の高校生は今まで真面目な生徒だったらしいが万引きが両親に分かると

両親は彼を不良扱いしだした。

しだいに彼も塾を辞め部活を辞め不良たちとつるむようになっていき

高校を卒業しても就職もせず

暴走族へはいって毎日暴走行為・犯罪行為を繰り返していた。

そして耐えかねた両親が彼を殺し、人に見つからぬよう車にのせた。

そして別の場所で両親はのうのうと生きていた。

彼の死体は腐敗が進んでいた。

暴走音が鳴り響いていた時期は彼が死んでからだろうとおもわれる。

そして彼の死体が撤去されてからは暴走音はならなくなった。

その後両親は逮捕された。

Aさんは言っていた

「自分が殺された元凶は俺にあると思って恨んでたんだろうな。

だから俺のパトロールの日に限って暴走音撒き散らして俺仕事を妨害してたんだろう。

でもすべては自分が悪いんだろって感じだよな。

バカは死んでも治らないって言うけど

その通りだな

死んでも自分の愚かさに気付かずに相変わらず暴走行為を続けてたなんてなw」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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