短編2
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自動販売機の前に…

綴りますね。

私の母が体験した話なのですが、

去年の冬の夜です。

母はコンビニに出掛け、

レジを済ませて帰ろうとしたところ

コンビニのそばにある

自動販売機の前に、髪の長い女の人がうつむいて座っていたそうです。

その人は冬にも関わらず白いワンピースを着ていて、じっとうつむいたままだったそうです。

母は最初は声をかけようとしたみたいですが、あまりにも気味が悪かったみたいで急いで帰ってきたんだそうです。

まるで貞子みたいだった、ホラー映画の中にいる気分だった…と母は言っていました。

その人は何だったのでしょうか?

それから…なのでしょうか、

家でたびたび不思議なことが起こります。

家で私と兄の二人の時に、兄が洗濯物を干しているころ、私はのんびりとテレビを見ていました。

すると、兄が

『なに!?』と勢いよく走ってきました。

私は何がなんだか分からず、

『なに?』と返すと

『いや、すごい叫び声がしたから』と言ってきました…

あと、兄が家のゴミを袋につめている時も、私は自分の部屋にいたのに

『え?』と声がしたので『なに?』と返すと

『今真後ろで話しかけへんかった?』と……

私は怖くなって脅かすな!と他の住人の声を聞いたのだろうというと、女の声だからお前だと思ったといってきました。

あと、私が消し忘れて行った

やかんの火や、電気毛布、ストーブなどが消されているということが何度もあります。

母は仕事に朝早くから夜遅くまで行っていて、

昼間に帰ってくることは長年からして、よっぽどの事がないと、まずありません。

今日も電気毛布をつけて行くと、学校から帰ってみると消してありました。

兄はずっと休みなので、お兄ちゃんだな…偉い、と思いながらそれとなく言ってみると

『え?消してないで。てかなんで電気毛布つけて行ってるん』と言われました。

忘れたものを消してくれているので怖くはありませんが、不思議だなぁと思います。

長文失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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