短編2
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身近な恐怖 2

様子のおかしい隣家について追記

 

  

元々は、年老いた親父

    中年の娘

    女子高生の孫

の3人で暮らしていたらしい。

ある夜、救急車が・・・

担架の上に

オレンジ色に包まれた物体が乗せられて

(足元あたりしか見えず)

娘とともに行ってしまった。

どうも、親父さんが亡くなったらしい。

 と、いうことを

向かいのおばさんが教えてくれた。

しかし葬式を挙げる気配が、

全くない。

まぁ、そういうこともあるのか(??)と、

会えばあたり障りのない挨拶を

かわすのにとどまった。

それからしばらくして、

例の娘に

スーパーで声をかけられた。

  「お隣の方ですよね

   こんにちは。」

あぁ、隣の・・・

  「どうも、こんにちは。」

すっと近寄る女。満面の笑みで、

  「家、女の子の二人暮らしなんですぅ」

???女の子二人???

  「だから、男手があると、

   何かと助かるんですよねぇ。」

は?なんだソレ?

  「・・・はぁ、(苦笑い) 

   どうも失礼します。」

心の中で

女の子ってか。

どう見ても50過ぎじゃねーかよ。

あえなくスルーを決め込むことにした。

更に時が過ぎ、隣家では

母子喧嘩が 頻繁に起こるように。

 その挙句、どうやら

子が家を出て行ってしまったもよう。

思えば、そのころから

異変をきたしていたのだろう・・・

次々と男が変わり、

あまり表にでなくなっていった。

そのうち、一人の男が

住み着くようになり、状況悪化。

(これが例のおっさん)

いつも、深夜1時過ぎから

重低音が空気を振動させる。

夏はついでに 窓全開!!

あまりの事に、

一度お願いをしに行ったことがある。

  「申し訳ないのですが、

   少し音量下げてもらえないです?」

応対に出た女、ポカーン・・・

いや、確かに深夜訪問の

こちらにも非があるのやもしれんが、

なにやら納得していない様子で、

  「・・はぁ・・・」

などと気のない返事。

その後、

ちょっ!!ボリューム上がってし!!

それ以降、

様々な事件勃発するのだが・・・

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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