短編2
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留守電

友人から聞いた話。

私の友人(岩田(仮名))は数年前、大学のスキーサークルに入っていた。

彼の所属するサークルでは、毎年1月に合宿を行っていた。

当然彼も参加予定でだったが、取っている授業のテストが、合宿一日目と重なってしまい、

岩田は一日送れて合宿に参加することになった。

午後2時。テストも終わり、岩田はふとサークルの仲間に電話してみた。

プルルルル・プルルルル

「もしもし?」

電話の向こうから、仲間たちの騒がしい声が聞こる。

「もしもし佐藤(仮名)、岩田だけど。今どのへんにいるの」

「あぁ、お疲れ。そろそろかな。もうちょいで高速おりるから、あっ!」

突然電話が切れてしまったが、岩田は電池切れだと気にも留めなかった。

数時間後。

バイトが終わり家に帰る途中、佐藤たちは宿についているころだと思い、

岩田はまた携帯に電話した。

プルルルル・プルルルル

「私は死にましたので、電話に出ることは出来ません。ご用の方はピーと言う発信音の後にメッセージをお願いします」

生気の無い声だったのでハッとしたが、佐藤の悪い悪戯だと思い、メッセージを残した。

「ご冥福をお祈り申し上げます。明日私もそちらに向かいます、初日からとばし過ぎないように」

ガッシャーーーン!!!?

メッセージを残した瞬間、岩田の目の前に学習塾の看板が落ちてきた。

プルルルル・プルルルル

携帯がなっているが、呆けてしまい岩田は電話に出ることが出来ない。

「ただいま、電話に出ることが出来ません。ご用の方は、ピーと言う発信音の後にご用件を入れてください」

ピーッ

「・・・はやくこいよ・・・」

怖い話投稿:ホラーテラー 三日月キリンさん  

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