短編2
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怪物の棲む家

 自分の家から500mもない近所に、ひきこもり兄と池沼弟、年老いた母の三人が住んでいる。

 

 自分が小学の頃は小さな商店として開いていた家で、近所の小学生も立ち寄っていた。

 

しかし、店主の父親が亡くなってから店のシャッターは閉じたままになり、その頃から 

池沼が夜中や日中に叫ぶ声が店の中から聞こえるようになった。

 

 はじめは、ひき兄しかその店に子供(といっても30代くらい)は居ないのだと思っていたので大人しい男が叫んでいることに疑問を感じていた。

 

 しばらくして池沼の弟がいることを近所の人から聞いて初めて知った。 

 自分一家は元々この土地の人間じゃないので詳しいことは分からないが 

近親婚だったらしい。

 

 父親という脅威がいなくなったせいか、深夜を回ると 

うおぉおぉおお だの、馬鹿にするな、ふざけるな等のことをろれつの回らない叫び声が15分くらい続く。

 閉店した商店のシャッターの郵便口がぱたぱたと開いて、手がにょっと出てきたり誰かが内側から覗いていることもある。

最近この家の母親が訪問介護を受けているのだが、兄弟だけになったらどうなるだろう、と思う。

 

 叫び声は家の二階から漏れているのだが(怖いので自分家から表に出てまで、状況を見ようとは思えない)声はいつも真隣からしていると錯覚するほど、大きい。

シャッターをがんがん叩いている音もする。

この家の母親が死んだ後のことを想像すると、心底震えてきます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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