短編2
  • 表示切替
  • 使い方

病院にて

久々にサイトをみています

新しいお話を一つ。

実はつい最近まで入院していました。

脳梗塞になってしまいまして。

幸い倒れた場所が職場だったので

同僚がすぐに救急車を呼んでくれたので

命に別状はなかった。

当然しばらくは入院生活。

そんな中体験したお話です。

特にすることもなくただただ

ベッドで横になっていた。

たまに看護婦さんが様子を

見に来るただそれだけの一日

しかしそれは突然やってきた

夜10時消灯時間もすぎ、

暗くシーンとなった病室

俺はただボーッとしていた

手術をしたばかりの俺は

思う様には動けない

気付けば11時をまわっていた

「そろそろ寝るか」

そう思い目を閉じる。

もうすぐ眠りに入る…

そんな時何かが聞こえて来る

朦朧とする意識の中で

はっきりと聞こえる。

病室の中を

「キーコ…キーコ…」

ただその音だけが鳴り響く

静寂に包まれた夜の病室。

それだけでも恐怖を感じる

俺は気付かぬふりをして

やり過ごす。慣れた物だ。

幾度となく経験してきた

この感じ。

霊的な物だとすぐ分かる。

どれくらいたっただろうか。

気付けば音はなくなり

カーテンの隙間から朝日が

昇りつつある。

俺はやっと眠りについた。

入院していた約2週間、

毎晩聞こえていたあの音

退院前日ついにその正体を

知ってしまった。

いつもとなんらかわりなく

ベッドに入る。

変わった事と言えば

体も良くなり動けるように

なった事ぐらいか。

布団に包まり眠りにつこうとする

だがこの日だけは違っていた

急に金縛りに襲われた。

「またか…。」

いつものようにやり過ごすか

そう思っていた。

しかし今回は違っていた。

俺のベッドの周りを囲む

レースのカーテンが徐々に

開いていった

「…!!」

めをそらす事は許されず

ただそれを見届けた。

また聞こえてきたあの音だ

「キーコ…キーコ…」

カーテンが開くと共に

音も近づいて来る。

そして俺はみてしまった。

誰にも押されていない車椅子

俺の方へ前進してくる。

あの音は車椅子の軋む音だった

「キーコ…キーコ…」

俺は気を失っていた

気付いたら朝だった。

もう車椅子もなかった

血を踏んだかのような

無数の足跡を残して。

最後までよんでくれた方

ありがとうございました。

誤字脱字はご了承下さい。

怖い話投稿:ホラーテラー シガレットさん  

Concrete 59189e6fb4d79119a63e92183ffb92aeb8f46031afd97d5db060811ce15c35e6
閲覧数コメント怖い
13000
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ