短編1
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Aー3

何だ、この広さ。

俺の家のリビングより広いぞ。

右奥にでかいベット。

真正面に高そうな机と椅子。

左側にはこれまたでかい本棚。

そして高そうな絵。

女の子の部屋初の俺だが

ドキドキするより圧倒されていた。

「着替えてくるね」

と言い部屋を出たA。

俺は落ち着かなく本棚の本を見た。

…英語で何て書いてあるか分からない。

パラパラ見るとなんとなくだが魔法とか魔術とかたぶんそんな類いの本。

俺には一生かかっても読めない代物。

お香のような香りが漂ってきた。

机の上には簡素な作りの人形が1つ置いてある。

手に取ろうとした瞬間

「触ったら駄目」

Aがいつの間にか俺の背後に居た。

はっきり言ってびびった。

でもそれよりAの私服姿を初めて見た俺はあまりの美しさに口をあんぐり開けた。

ノースリーブって言うんかな。

袖のないワンピース。

黒い長いワンピースなんだけどとても似合ってて人形みたいなんだ。

Aは人形を乱暴に掴むと机の中に押し込んだ。

「頭おかしいと思ってるでしょ」

???

細い両腕を上にあげ両手を合わせる。

「こうして心落ち着かせるといろんな声が聞こえてくるの。」

Aの手首の傷痕には気がついていたが手首どころか腕の至るところに傷痕があった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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