短編2
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ダムダイブ

ある夏の真夜中

若者達がダムへ来ていた

「何か面白い事やろーぜ!」

大学生の長い夏休み、バイト生活の合間の休みに仲間内4人で集まり話していた。

夏から連想するキーワード「海」「水着」「花火」「肝試し」etc…

それを合体させた結果

夜中に地元で有名なスポットでもあるダムへ行き花火をして、あわよくばダムへダイブ!

する事になった。

決行日の夜、唯一車を持っている俺が3人を拾いダムへ向かった。菓子や酒を持ち寄り車中は賑やかだった。そして到着。

途中から対向車すらいなくなった。そんな山に囲まれた場所にあるダムは静けさと暗闇で異様な雰囲気を出している。

しかし酔っぱらい組は気にしていない

「ダムー!来たぜダムー!」よくわからない事を叫んでいる…

プチ花火大会が始まり、みんなのテンションもうなぎ登り。そのうち1人が「もう我慢できねぇ」と服を脱ぎだした。水着着用済みという用意周到さ。

そしてダムへ飛び込んだ!

俺以外の奴等は盛り上がっていたが、俺だけは内心(マジかよ…)と思っていた。

残り2人も続いて飛び込む。全裸で。

(酒の勢いって凄いなぁ)と呆れながらも感心していたのを覚えている。

真っ暗闇の中バシャバシャと水の音と笑い声が響く。

俺は菓子を食べながら様子を見ていた。

少し目が暗闇に慣れてきて、月明かりも相まって水面の様子がよく見えてきた。

その時だった

「あれ?なんだあれ?」

どうした?と聞くと

「いや、ダムの底が光ったような…」

月明かりの反射かな?とか言ってると潜ったりしてた別の奴が

「うわっ!わーっ!」

と言いながら水から慌ててあがってきた。

他の2人はまだ水の中。

2人?

いや、7…8……10人位いるぞ!?

この時点で全員パニック

水面には黒い人の形をした何かが浮いている。

更に目を凝らすと底の方からボンヤリした光る物体が浮かんでくる。

何十個とある。

それが全てこの黒い何かか?と思った瞬間俺は車へと走った。

4人全員乗車し急発進!早く明るい街中へ戻りたかった。3人は震えて声も出ない様子だ。

あれ?

何か変だ

ルームミラーで再確認すると

黒い

後部座席真ん中の奴が黒い…

俺は何とか気を保ちつつ灯りへと車を走らせた

怖い話投稿:ホラーテラー S.S愛好家さん  

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