短編1
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呪いと代償

私は今から3年前に自ら命を絶ちました。

経営していた会社が倒産し借金だけが残ってしまい、家族を養うこともできずせめて自分に掛かっている保険金だけでも残してやろうと事故に見せかけて自殺することを決めました。

しかし命を絶った後予想もしてないことが起こったのです

私は成仏することが出来なかったのです

かといって地獄に堕ちるわけでもなく気がつけば現世をさまよっていました。私はこれからどうしようかと思い悩んでいましたがあることを思いつきました

それはある人物を呪うことでした

私の会社が潰れる原因になったライバル会社の社長を呪うことにし、どうやって呪ってやろうかと思いましたが呪いかたなど分からない私はとりあえず社長にまとわりつくことにしました

社長も自分の異変に気がつきお祓いなんかしていましたがそんなものは意味はない

奴の背後には常に私がいた

鏡を見れば私が写り

眠りにつくと夢に私が現れる

一時も安堵はさせない

常に奴に死を感じさせる

奴はノイローゼになった

夢の中で奴の家族を八つ裂きにする

奴はますますおかしくなった

そしてついに奴は自ら命を絶った

しかし私の復讐はまだ終わらない

もう私は私でなくなったのだ

つづく

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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