短編1
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ごめんなさい

先週の事だ。

残業続きだった俺は家に帰るとメシも喰わず布団に入った。

「ああ、やっぱり布団はいい」

とすぐに寝入った。

どれくらいたったのか?

ガサッという音で目が覚めた。

起き上がろうとするが体が重たい。

「これが金縛りなのか?」

と焦った俺は目をキョロキョロと辺りを見回す。

すると、俺の足元にキャミソール姿の若い女が立っているのが見えた。

恐怖感からパニックに陥っていると、女は近づいて来て布団を捲った。

声が出ない俺は「俺をどうする気だ?」と心の中で叫んでいると女は「フフフ」と薄気味悪い笑いをしながら俺の上着のボタンを外した。

犯される!?と思ったのも束の間、ズボンに手をかけた女が顔をしかめ後退りした。

そしてひとこと

「クサっ!」と睨みながら消えてしまった。

あとに残された俺は、悲しさがこみ上げて思わず泣いてしまった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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