貴女はね、僕の真っ赤でね、

短編1
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貴女はね、僕の真っ赤でね、

貴女は

いつも僕に笑顔を見せてくれたね

貴女の

笑った顔が大好きだったよ

でも僕は気付いたよ

貴女は僕以外の誰かにもその笑顔を見せているね

え?なんで知ってるかって?だって僕は貴女といつも一緒じゃん

貴女のバイト帰り、電柱でかくれんぼしてるんだよ

貴女のお家、貴女は前、鍵を落としたね。

知ってたよ。それが僕へのプレゼントだって

無言電話は恥ずかしがりやの僕からのメッセージ

貴女の部屋に隠れては、二人だけの撮影会

僕に気付いてるんでしょ?

早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く二人で恋を犯そうよ

真っ白な紙にクレヨンで貴女を描く

あれ、赤いクレヨンが足りないなぁ

体中を赤いクレヨンで塗りたくり、貴女は薔薇になる

さて、いつ実行しようか

その日の夜、僕は知ったんだ

今日、君が死んだ事

僕はおえかきに夢中になっていて、バイト帰りの君とかくれんぼするのを忘れていた

悲しいよ悲しいよ悲しいよ悲しいよ悲しいよ

君は僕を置いて行くんだね

僕は自分の似顔絵を書いたよ

足りない赤は僕の血で…

僕は銀色に光る包丁で手首を切ったよ

貴女は僕の真っ赤な愛

僕は貴女の真っ赤な愛

早く、もう一度僕に貴女の笑顔を見せて

僕の血が止まる前に。

うつろな夢で…

怖い話投稿:ホラーテラー えみちゃんさん  

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