これは、10年前の夏に体験した怖い話です。
この体験をする数日前より、壁に掛けてあるカバンが明らかに離れた場所に落ちていたり、私が留守の間に、私の部屋から足音がするのを家族が聞いていたり。夜中のラップ音も酷かったです。
気持ち悪いなぁ~と思いつつ、隣には兄の部屋がある為、近くに兄がいるという事で、深く考えずに過ごしていました。
ある日、いつもと変わらず寝床につきました。
夜中の3時頃、急にバチっと目が覚め、頭から足の先まで全身にゾワッと鳥肌がたちました。
私は、本能的に、「これは、やばい!」と思い、起きあがって逃げようと思いましたが、金縛りにあっていて、動けませんでした。
部屋の端に異様な気配を感じ、目をやると、ボンヤリと人影が見えたのです。
「ヒィーー!!怖い怖い怖い怖い怖い」
次に、ソレは、私のお腹の上に乗ってきました。
私は恐怖のあまり、目をグッと閉じて、見ない様にしていましたが、映像がハッキリと脳に入ってくるのです。
白い服を着た長い髪の女でした。
そして、その女は私の顔を覗き込みニヤニヤと薄ら笑いを浮かべています。
次の瞬間、私の首を締めてきたのです!「苦しい・・」
このまま霊に殺されるのか、と思いました。
私は、死んだ父に「助けてお父さん!」と祈り続けました。
すると、暫くして金縛りもとけ、女の気配もなくなりました。直ぐに飛び起き、下で寝ている母に抱きつき号泣しました。
数日後、お払いにいき、お守りを頂きました。
その後、女は現れず、不可解な事もやくなりましたが、、、お守りをよく見てみると、「交通安全」と書いてありました。。。
なぜ?
まぁ、霊はいなくなったし、ヨシとする。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話