短編2
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殺意ありの女

これは、10年前の夏に体験した怖い話です。

この体験をする数日前より、壁に掛けてあるカバンが明らかに離れた場所に落ちていたり、私が留守の間に、私の部屋から足音がするのを家族が聞いていたり。夜中のラップ音も酷かったです。

気持ち悪いなぁ~と思いつつ、隣には兄の部屋がある為、近くに兄がいるという事で、深く考えずに過ごしていました。

ある日、いつもと変わらず寝床につきました。

夜中の3時頃、急にバチっと目が覚め、頭から足の先まで全身にゾワッと鳥肌がたちました。

私は、本能的に、「これは、やばい!」と思い、起きあがって逃げようと思いましたが、金縛りにあっていて、動けませんでした。

部屋の端に異様な気配を感じ、目をやると、ボンヤリと人影が見えたのです。

「ヒィーー!!怖い怖い怖い怖い怖い」

次に、ソレは、私のお腹の上に乗ってきました。

私は恐怖のあまり、目をグッと閉じて、見ない様にしていましたが、映像がハッキリと脳に入ってくるのです。

白い服を着た長い髪の女でした。

そして、その女は私の顔を覗き込みニヤニヤと薄ら笑いを浮かべています。

次の瞬間、私の首を締めてきたのです!「苦しい・・」

このまま霊に殺されるのか、と思いました。

私は、死んだ父に「助けてお父さん!」と祈り続けました。

すると、暫くして金縛りもとけ、女の気配もなくなりました。直ぐに飛び起き、下で寝ている母に抱きつき号泣しました。

数日後、お払いにいき、お守りを頂きました。

その後、女は現れず、不可解な事もやくなりましたが、、、お守りをよく見てみると、「交通安全」と書いてありました。。。

なぜ?

まぁ、霊はいなくなったし、ヨシとする。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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