以前投稿したんだけど、読みづらいとの指摘があったから、なるべく読みやすく書きたいと思う…それでも読みづらいかも知れないけど、そこは勘弁ね?W
この話はちょうど一年前の今頃。
暇を持て余した俺は保育園の時からの親友(以下A)に電話をし、暇つぶしに心霊スポット巡りをしようと持ち掛けた。
まぁ俺は実際、幽霊を見た事もなく金縛り程度の体験しかないわけで、今までも何回か心霊スポットには行ってるんだけど、まったくもって見えない…
そんな俺がAを誘うのには理由がある。
お察しの通り、Aは見える奴だからだ。
そーゆーわけで、野郎二人でK県内の心霊スポット巡りに出掛けた。
K県の心霊スポットとしてまず有名なのはZ市のKトンネル…同じ県内の人であれば、察しがつくと思うけど、ここには過去に二度来ている。
ただ、どうやらヤバイとされているのは旧の方だという事を知り、そこを探す所から始まった。
探し始めてから15分、それを見つけた。
…が、トンネルは封鎖されており、中に入れなかったW
気を取り直し次の目的地S市の旧Zトンネル向かう事にした。
現場付近に到着し、Zトンネルは見つかったんだけど、目的地はあくまで旧の方、また探さなければならない。
それから30分ついに見つけた。
そのトンネルはZトンネルの手前の道を左折し、ラブホが立ち並ぶすぐ傍にあった。
旧と付くぐらいだからかなり薄暗く、古いものと想像を膨らませていたんだけど、まず明るい!そんでもってまったく怖くなさげ!
俺は落胆した。このトンネルはどっかのサイトに載ってて恐怖度はそこそこだったはず、でも雰囲気からして出そうにない。
まぁそうは言っても仕方ないし、ここまで来たら入るだけ入って見ようと車をテキトーな所に置いて、トンネルに向かった。
しばらく歩いてトンネルの入口から50メートルぐらいまで来た時、
A「ちょっと待て」
俺「ん?どした?」
A「いる…さっきまでは居なかったハズなのに、出てきたみたいだ。今確認できるだけで五人はいるな」
俺「マジか!?」
俺は全神経を集中させ、じぃ〜っとトンネルを見つめた。
…がやっぱり見えない。そこで、もっと近くに行けば見えるんじゃないかと足を進めようとした。
A「行くの?俺は行かない。てゆーよりも行けない」
俺「ヤバイのか?」
A「ヤバイね…頭ではもっと近くまで行ってやろうと思ってんだけど、足がこれ以上前に進まん。体が拒絶してんだわ」
A「見えないお前の為に参考までにどんな奴が居るか教えておく…まず入口からすぐの所に、スーツ姿の中年男性。そのちょっと後ろに赤いワンピース来た20代後半の女性。その奥にあと三人居るけど、古い霊なのか輪郭がボヤけてて男か女かもわからん」
俺「…。」
A「この中で特にヤバイのが赤いワンピースの女だな。あちらさんもこっちに気付いてて、笑いながら手招きしてんだわ。行けば、間違いなく何か起きる…悪い事は言わんからもうやめとけ」
その言葉を聞き、俺は行くのをやめた。
その後も色々と大変だった。
Aは昔に比べると普段は感じなくなったらしいけど、心霊スポットに行くと、昔の勘が戻る?というか第六感が敏感になるらしい。
帰り道Aは第六感が冴え渡り、
A「J州屋の自販機の所に居るの見えるか?あれ多分バイク事故で亡くなってる人だと思うけど、多分死んでる事に気付いてないな」
A「あの電話ボックスの中に顔がえぐれた小学生ぐらいの子がいる」
等々、Aは見まくるのであった…
そしてAはポツリと
「心霊スポットに行くと決まって、夢に出てくるんだよな…しかも話し掛けられんだよ。なんて言われんのか考えただけで嫌になる」
と言っていた。Aよスマン!俺の暇つぶしに付き合ってくれてありがと!
長文、駄文ここまで読んでくれた方々ありがとうございます!
最後に質問させて下さいな。
心霊スポットと称される所に霊感のかけらもない者達で行くのはかえって危険な気がするんだけど、どう思われます?
怖い話投稿:ホラーテラー ぬらりひょんの曾祖父さん
作者怖話