これは私が実際に体験したお話です・・・
小さい頃から心臓の弱かった私は14才の時総合病院へ入院しました。
その病院は築65年という歴史のある病院でした。
ある日のことです。
夜12時くらいでした。
窓の外に誰かいる気配がしたのです。カーテンを開けるのも怖かったので「気のせいか」と思うほどだったのですが・・・
12時半をすぎてから妙な声が聞こえたのです。「死ねぇ・・・お前も死ねぇ・・・!!」10代くらいの女の人の声でした。
私は怖くなって布団にくるまりました。
そしてあの事件は1時をまわった頃に起きました・・・
私はさっきのコトが気になって眠れませんでした。
すると・・・
私の病室に向かって足音が聞こえたのです・・・
「コトッ・・・コトッ・・・」
私は寝たふりをしました。いや・・・でも・・・
勝手に体はスリッパを履いて廊下へ出ようとしています・・・
これは・・・操りなのかよくわかりませんでした。
すると・・・「ガラッ」ドアが開いたのです・・・
薄目になって目をあけてみると、そこには誰も居ませんでした。
私はホッとしてドアを閉めに行きました。
これで安心して眠れるぞ。私は眠れました。
しかし・・・次は窓が勝手に開いたのです。
鍵をしたはずなのに。
しかし急に静かになったのです。
おかしいな。と思って目を開けるとしこには・・・
そこには・・・血ぬなれた白いワンピースを着ている私と同じ歳くらいの女が立っていたのです。
顔は髪の毛で隠れて見えませんでした。
その女の子は私に手紙を渡しました。
私は手が震えてそのまま気を失ってしまいました。
その翌日です。
看護士さんに起こされたのは朝の8時でした。
私は昨日のあったことすねてを打ち明けました。
すると看護士さんは「あぁ・・・まゆちゃんかも・・・まゆちゃんはね、5年前に9歳という若さで亡くなったの。急な出来事だったわ。亡くなる数日後には退院の話があったくらい元気だったの・・・なにに・・・今まゆちゃんが生きていたらayanoちゃんと同じ14歳なのよ・・・」
へぇ・・・可哀想な女の子・・・
そして翌日急な発作で私は倒れました。
きっとまゆちゃんが怒っているんだ・・・そう思いました。そして緊急手術。私はもう助からないと思われたのですが私は助かりました。先生もこれは奇跡だ。と言っていました・・・
手術が終わって私はふと手紙のことを思い出しました。手紙の内容は・・・「私の分まで生きてほしいの。あなたに・・・」とかかれてありました。それを読んだら涙が止まらなくなりました。
きっとまゆちゃんが助けてくれたんだ。私はそう思いました。
そして私は退院。
これで一件落着と思われましたが・・・
1年後・・・私が入院していた病室は全焼したそうです。その焼け跡からは骨になった女の子の死体が出てきたそうです。
まだあります。
まゆちゃんの住んでいた家から骨がたくさん溢れ出てきたそうです・・・・
それはまゆちゃんの呪いなのかはまだわかりません・・・
怖い話投稿:ホラーテラー ayanoさん
作者怖話