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短編2
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俺は仕事を休み免許の更新の為警察署に向かっていた

俺の家からだと警察署に行くには山を越えなければ行けない

迂回しても良いが遠回りだ。俺は山越えを選択する

その山道は車の通りが少ない。整備はされているが、好んで曲がりくねった道を選ぶ人は少ないようだ

俺は音楽をノリノリで聴きながら車を走らせていた

道が下りになった所で後ろから煽られていることに気が付いた

俺(いつの間に後ろに来たんだ?)

ルームミラーで確認すると100系のチェイサーだ

俺(どこかで道を譲るか)

そう思っていると、突然チェイサーが俺の車の後ろにぶつかってきた

俺(頭おかしいんじゃないのか!?)

俺は止まろうとブレーキを踏む。しかしまたも後ろにぶつかってくる。止まるに止まれない

俺はもう一度ルームミラーを見る。さっきは気付かなかったが、運転席のフロントガラスには白いペンキのようなものがついていて運転手が見えない

俺(あれで前見えてんのか!?ヤバイマジで殺されるかも!)

俺はスピードを上げる。チェイサーはピッタリと後ろをついてくる

何度ぶつかられただろう。突然外から笛の音が聞こえた。前には旗を持った警官が立っている

俺(助かった!)

俺は警官の誘導に従い車を寄せ、車から飛び出した

俺「助かった!頭おかしい奴が後ろにぶつかってきてたんです!」

俺は事情を説明する

警官「あんたもやられたか……この道はでるんだよ」

さっきのは幽霊?でも確かに車に衝撃が……

後ろを確認するが、車には傷一つない

警官「ここは事故が多いんだよ。だからこうして張ってるわけだ」

俺は警官に感謝した。もし警官がいなければ恐らく俺も事故していただろう

後日俺のもとに葉書が届く

35kmオーバー、6点減点、30日間の免許停止、85000円の罰金だった……

怖い話投稿:ホラーテラー Mさん  

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