友達から
聞いた話です…
友達一家は
毎年お盆の季節になると
墓参りに
行くらしく
その日も
両親と共に
10年前亡くなった
おじいちゃんの
墓参りに行っていた
らしいです。
しかしその日だけは
様子がおかしかったのです。
おじいちゃんの墓は
山沿いにぽつんと
建っている
いわば古い墓で
もともと
見つけにくいところに
あるのですが
さすがに
毎年行っているので
見つけるのは容易なはず…
しかしその日は
何回探しても
見つからず
近くを歩いていた
町人のおじいちゃんに
墓の場所を
聞いたそうです…
その町人は
何故か全く違う方向
山の麓の
町を指さした…
一家は少し怖くなり
一旦引き返しました
そして
墓の事も気になり
近くのお寺に
相談に行ったそうです
そこの和尚さんは
こう話ました…
｢まず その町人は
亡くなったおじいさんです…
そして指差した方向…
そこは
おばあちゃんが
入院している病院です…
おじいさんは
毎年墓参りに
来てくれる一家に
おばあちゃんの方にも
行ってやってくれと
伝えたかったと…｣
その一家は
おじいさんが
亡くなってから
おばあちゃんは
親戚に頼りっぱなしで
なかなかお見舞いに
行かなかったらしいです…
この話を聞いたとき
少し涙がこぼれ
同時に夫婦愛の強さに
少し羨ましくなりました。
よんでくれて
ありがとうございました。
怖い話投稿：ホラーテラー 匿名さん
作者怖話