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中編6
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デート

こんばんは 怪奇現象君です。

先週の土曜日 難波の ビック カメО前で彼女と待ち合わす事になり 私が先に着いたので 待っていました。

「人が多い!」 人混みが苦手な私は少しイライラしながら..

人混みを見ていました。

人混みの中から 背が高い男性が歩いて来た

「うわ...デカイ!」と思わず声が

その前を歩いてる4人組の男性も背が高いのに 後ろの男性は 頭一つ分デカイ。

「チェホンマンか!」と心の中でつこんだ...

そして4人組の男性が 横を通りすぎた時に 気がついたんです。後ろの背が高い男性は

生首だと...

私は正面から見ていたので 体が4人組に隠れているだけだと 思っていたが...横から見たら頭だけが 男性の後ろで浮いているんです。

一度 波長が合うと駄目です。

沢山の生首が 見えます。

生首は 行きかう人達の頭の上に憑き それに気づかないで楽しそうに歩いてる人が うらやましく思えた。

すると彼女が走って来た

やっぱり..

生首が憑いている。

彼女は霊感が無いから ほっておいても大丈夫だろうが 心配なのでお払いをしたい!

彼女には霊が見えると言っていない..

怖がるし 変な人と思われるのが嫌だから。

考えた。

いきなり気合いで 喝!って言ったら あきらかに変な人だ....

だから彼女のカバンに 一枚だけ持っていた 魔除けのお札を コッソリ入れた...

入れるまでかなり時間がかかって ソワソワしていたが 大丈夫! バレていない。

彼女に憑いていた 生首はフワフワと違う人の方へ飛んでいった。

有名ですが 難波の千日前 ビック カОラあたりは 昔 罪人の首切り場だったんです。その後も その場所に建った 千日前デパートが火災になりたくさんの死者をだす大事故が起こりました。有名な心霊スポットです..

続きがあるので 続けます。

その後は 彼女と楽しく食事をして ラブホに泊まる事になりました。

土曜日なので どのラブホも満室で..探し回って やっと 空室があるラブホを見つけたんです。

ラブホに入り 部屋を選ぶパネルを見たら パネルのライトが全部消えて 満室になっています..

フロントに行き スタッフに

私 「外の看板には空室有りってなってるけど なんでパネルは満室なん?」って言うと

スタッフは「 お安い部屋が一部屋あいてますが ご利用になりますか?」て聞いてきた。

私は迷わず「泊まる!」と言いましたが スタッフは何故か 三回も 「お泊まりになりますか?」 と聞きなおしてきて

私達は少し ムッとした!

彼女と 「あのスタッフは泊まらしたくないんか!」 とか

「接客やのに何回も同じことを 聞きなおして失礼や!」って少し怒りながら部屋に向かいました。

部屋に入ると 広い?

料金が安い部屋は小さいので..

この部屋の広さにビックリ!

それと何故か 部屋にある鏡の上にカラフルなアクリルバンが貼っています。

違和感どころか..あきらかにおかしい。彼女がお風呂に行ってる間に

お経を唱えながら いつも持ってる小瓶を出した 清めた塩を部屋の四隅に隠すように 盛った。

供養したわけじゃないけど 取りあえずは大丈夫。

彼女がお風呂から出てきて イチャイチャ..

ベッドの上に寝ころんだ時 マットの下に何かあるのが見えた?

イチャイチャを中断して 下の物を取った。

ノートだ..

彼女も興味津々 二人で寝ころびながら ノートを最初から見ました。

「京都から遊びに来た ラブラブ 今日はイッパイ雅樹に甘える.」

とか書いてある..

よくあるカップルの書き込み。

ノートにこんな書き込みも..

「不倫中..隠れて会うのも疲れてきた。

こんなに愛してるのに 私のものにならない。体だけが目当てな貴方..」

彼女と不倫とかムリやなぁ..って言いながら。

ノートの最後のほうに

「良平はお風呂。逢うのも最後 もう暴力とか怖いし。

最後ぐらい仲良く別れたい。別れをきりだしたら 殴られる 殺されるかも だけど もう嫌..

勇気を出して 言う。」

彼女は「DVや。。暴力ふるう奴は 最低!」

私もうなずく。

その後のノートの書き込みが..

「明日はユニバに行く。この部屋なんか気持悪い..

」とか 「夜 金縛りにあった」 とか「次 泊まる人 気をつけて」とか 今まで書いてあったような ラブラブノートから 奇妙なノートになっていた。

彼女が 「なんか怖い!」

私は 「大丈夫やから!」

彼女は知らない..私があの 数々の霊現象を体験した男 怪奇現象君だと!

ノートをめくったら..

「この部屋に女がいてる!

鏡にうつる 女..

私達は部屋をかえてもらう。

この部屋にいたら 呪い殺されるぞ!」と読み終えてお互いの顔を見る..彼女の目は 今にも泣きそうだ。

すると 鏡に貼ってある アクリルバンが一つ はがれ落ちた。

彼女「キャャァァァァァ!」

その声に驚く私..

鏡を見たら

血だらけで 立つ女が鏡にうつってる!

女の顔は憎しみに歪み 私達を睨みつけている。

彼女は泣き出して 枕で顔を隠している。

私は知り合いの坊主に電話した..

私「もし! 今 大変な状況やねんけど..」

坊主「女の霊か!」

私「なんでわかるねん..」

坊主「いやぁ..その女の霊が

殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す 殺す。て ずっと言ってる..ヤバいな!」

私「....難波までこれる?」

坊主 「ムリやな。今 和歌山の三段崖で供養してる..」

私「.....」

坊主「取りあえず部屋を出た方がいい 忙しいから切るぞ。憑かれても 帰ったら供養したるから!」

電話が切れた..

鏡を見たら 女の怨霊が鏡から出ようとしていた 四隅に盛った塩を見たら てっぺんが黒くなっている..

ヤバいな 私は彼女に服を着るように言った。

彼女は泣きながら 鏡を見ないように服を着る..

急いで精算機で料金を払い 彼女の手を握って 部屋をコロゲルように出た...

エレベータに乗り込む..

ホッとして彼女を抱き締めた時..

ん?

彼女を抱き締めたのではなく..

女の怨霊でした!

エレベータの扉が閉まる..

怨霊は般若みたいな顔で「殺してやる 殺してやる 殺してやる!」と首を閉めてきた!

無我夢中で 坊主から教えてもらった真言 火界咒を唱えた。

「ノウマク サラバタタ ギャテイビャク サラバ ボッケイビャク サラバ タタラタ センダマカロシャ ダケンギャキギャキ サラバ バビキンナンウン タラタ カイマン!」

何回も唱えた..

すると怨霊の手から力がぬけていく。

私は怨霊の顔を見た 怨霊は泣いていた。

脅えて泣いているように見えた..

私は抱き締めて 真言を唱えながら 「もう大丈夫やから」って心で思った。

すると怨霊は消えていく..その顔は もう怨霊とは言えない 優しい顔をしていた。

彼女を探しに 部屋に戻ると 彼女は気絶していた。

彼女を抱えて フロントに行きスタッフに理由を言った。

その話を聞いた 店長が

「すみませんでした。やはり出ましたか..先日 有名な霊能力者にお払いをしていただいたんですが..

料金はお返しします。

それと違う部屋を 用意いたしますので 無料でお泊まりください。」

もちろん土曜日の深夜で行くところがない 私達は 無料で宿泊した。

朝 彼女が目をさまして 変な夢を見たと言う...

よかった!彼女は昨日の出来事を夢と思ってる。

朝からイチャイチャして 帰りました。

数日後 知り合いの坊主が部屋にいた..私が大切にしていた酒を飲みながら...

坊主「まいど!先にイッパイ呑んでるで!! 自分で供養してんや!凄いやん...

けどお前の背中に その女の霊が守護霊になって 憑いてるわ。カッカカカカ」

と笑う..

これでこの話は終わります。 怖くなくてすみません。

私達が宿泊した 難波にある ラブホ アОプスに...

数年前に女子大生が男に殺された部屋があります。 もう出ないとは思いますが 怨念が溜った場所はまた何かがおこります..

気をつけてください。

怖い話投稿:ホラーテラー 怪奇現象君さん  

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