俺が自販機のジュース目当てで図書館の休憩ルームに入ると知らないおっさんが
突然、意味のわからない事を話し始めた。
七夕にこんなアレな話を投稿して申し訳ない。
そのおっさんは29世紀から来たらしい(笑)。
こういう状況に遭遇すると本当生きててよかったと思う。
おそらくアニメ好きのおっさんが夢を俺に語ってるだけだと思うが
せっかくなので29世紀についていろいろ質問してみました。
おっさんは広めてくれと言っていたので投稿してもOKだと思って投稿しました。
おっさん「本来、20世紀に来てマロダー?という楽器を手に入れてまた帰るつもりだった・・
しかし、星の自転の軸を踏みはずした状態で21世紀にたどりついてしまった。
なので例え29世紀へ帰っても私が元いた29世紀の世界ではなく別の29世紀へしか
たどり着けない。
29世紀の人間は20を超えると歳をとらなくなる技術があるが、過去へ戻ると星の自転
に逆らうことになりまた歳をとる体に戻ってしまう。
気がついたらもうこんな歳をとってしまった。
おじさんの夢と思って構わないが25~29世紀の事についてなにか知りたいか?」
↑こんな感じで片言の日本語でした。
これから書く話は俺がおっさんに許可をとって話をテキトーにメモしたものです。
なので支離滅裂になっていたりと読みにくい所が多いと思います。
また29世紀(笑)の言葉を無理矢理、現代用語に変換させたり俺が勝手に解釈した部分
もありますので29世紀に行こうと思ってるタイムトラベラーの方は参考程度にお願いします。
29世紀の世界はどんな感じですか?
>人は島や大陸には基本的に住んではいない。
21世紀では太平洋と呼ばれている海に複数の巨大な柱で支えられたドーム型の海上都市が
3つほどありそこには推定110万人の人が暮らしている。
その海上都市はどんな所ですか?
>21世紀の都市部とそこまで変わらない。
健康ランド、ゲームセンターもありそこまで見た目は変わらない。
たしかに29世紀では文明は進んでおり、まるめたり折りたたむことができる紙のように薄いテレビを
1人2~3枚は持っている。
なぜ大陸や島は放棄されたのですか?
>自然保護のため・・と言いたいところだが違う。
29世紀までに最終戦争と呼ばれた戦争がいくつも起きた。
生き残った人類は戦いに疲れたかどうか知らないが海の上に集まって共に平和に暮らそうという
考えに至ったらしい。
歴史書にはこう簡単にまとめられているが、何か本当の理由があるのではないかと思う。
それに島や大陸では30年ほど前に脳に機械を埋め込んだ集団が海上都市への移住を逃した者
を集めてうろついていて危険だ。
あと何なのか分からないが巨大な球状に象の鼻のようなものが複数ついた生物がいつ頃からか
大陸に現れなんでも食べてしまうそうだ。
とにかく危険なんだ。
29世紀に学校はありますか?
>ある。
ただし、21世紀のように小中高など分かれてはいない。
あるカードさえ持っていれば誰でも入学可能。
年齢は3歳から入学し、45歳程で卒業、教師は巨大なコンピューターが務めている。
常にカメラが校内を浮遊しており、いじめなどがあった場合は、いじめてる側、いじめられている側、
それに関与した者、すべて労働区に追放される。
45歳で卒業!?
>29世紀では、20歳になるとこれ以上、歳をとらなくなる技術が存在している。
35歳程で成人と認められる。
2618年に星の自転の流れに沿って活動する動物、植物のどちらにも属さないある物質が発見され、
その物質を浴びると細胞の寿命を延ばし歳をとらなくなる。
しかし、精神的ストレスに対して歳が経つ毎に弱くなり、130歳を超えた人間の自殺率は非常に高い。
150歳を超えても自殺していない者が2人だけいるくらいである。
宇宙進出してますか?
>している。
24世紀までは月、火星、またその他の惑星いくつかに誰でも観光へ行く事が出来たらしい。
実際、月、火星には小規模であるが資源発掘・研究用の都市がいくつか点在している。
ちなみに火星の景色は地球と似ていて、人工物ではないかと疑いたくなる物も多く出土する。
火星では酸素マスクは必要だが、雲や竜巻が発生するなど地球と似ている面もある。
やはり重力などの関係かどうか、地球以外の惑星に住み始めると2~3週間は慣れてくる
まで頭痛や体調が悪い日が続くそうだ。
しかし2505年に太陽から信じられない程の太陽フレアが発生して磁気嵐が各惑星で起こり
相当な被害があった。
それ以降、地球外旅行できる者は政府上層部、一部の貴族階級と限られている。
基本的に今は、人類の支配欲を低下させるとか何とかということで地球外の情報はあまり入って
こない、だが資源の流通は頻繁にある。
未来兵器が知りたいです。
>火星に第2ウルと呼ばれる地区がありそこの中央道を3000Km進むとシリエという場所に
入るのだが、そこで青く金属的な色をしたシルライトと呼ばれている鉱物が発見された。
その鉱物をある工程で熱して伸ばすと美しい銀色の金属の板のようになる。
それは推定7000℃の熱まで耐えられ、これが武器の材質になる。
ただし非常に高価である。
戦争がほぼ起こらなくなった今では、流星の軌道をそらすための衛星と個人兵器の生産が
主であるが、個人の兵器の持ち歩きは都市の外へ出る時以外は許されてはいない。
ちなみに都市の外では持つことが義務付けられている区域もある。
基本的に知られている武器は24世紀以前に一般的であった銃や剣ではない。
ハンドルは剣の柄のように棒状でハンドガードが付いており、その先に小型のコンピューターが
取り付けられそれを守るようにシルライトが巻きつけてある。
光を使った空気銃とイメージしてもらえばいい。
ハンドルはラピスラズリでしばしば装飾され、攻撃する範囲、威力を変化させるダイヤルが付いている。
一昔前、このダイヤルをタイミング良く切り替える事で、イルミネーションのような光を放つ技が流行り
武器から祭り道具へ変化しつつある。
都市の外でしか使えないが・・
タイムマシンは何使ってますか?
>私のはUN8という型番がついている。
時間を登る機械について話すと、27世紀までは小さな箱を使っており、
29世紀では人が乗り込めるものがようやく完成し普及する。
古いものとは違って29世紀のものは星の自転を利用する。
普及といっても私を含め、一部の上層部の人間しか過去へ遡ることはできない。
ちなみに何百回も計算したうえでいく年代を決めないと、もといた時代と同じ時代には
帰れなくなってしまう。
わたしはこの計算ミスでもといた29世紀と同じ29世紀にはもう2度と帰る事が出来ない。
そして誰も助けに来る事も出来ないし助けに来ない。
(この所でおっさんが涙目になっていたのでかなり焦りました。)
タイムマシンを見せてください。
>遠い所で絶対に安全な所に置いてあるのですぐ見せられないが、私の腕を見ろ。
(おっさんの腕には腕時計のようなものが2つ巻かれてました。)
これで26世紀以前の世界時間の速度を計算する事が出来る・・なんとかかんとか~・・・
21世紀から900年経ったのにあまり進んでませんね。
>平和な時代じゃないと発展は難しい。
食糧に困らず科学に時間を使える時代がそれだけ少なかったってことだ・・なんとかかんとか~・・・
こんな感じでだらだら1時間程ずっと話してました。
おそらくアニメ好きのおっさんだと思うので最後にこんな質問をしてみました。
29世紀にアニメはありますか?
>ある。
おそらく君がイメージする画面を通して見るアニメをパネルアニメまたはスクリーンアニメと呼び、
アニメ映像に入り込んで観賞するタイプをフィールドアニメという。
ほかにもいろいろなタイプがある。
しかしアニメを毎日見れる人間は限られている。
実際はこの他にも10つほど質問しましたが長くなるし飽きると思うので載せません。
(もう飽きてるかもしれませんが・・)
俺が勝手に思った事ですが・・
おそらく29世紀のタイムマシンは過去には行けるけど29世紀より未来には行けないのでしょう。
そしてもし計算を間違えたりすると自分が生まれた同じ世界へは帰れない・・
タイムトラベラーも大変ですね。
帰り際におっさんに小説を書くことを進めて帰ってきました。
あとおっさんに石をもらいました。
何か言ってましたが忘れました。今では観葉植物の隣に置いてあります。
宣伝じゃないが帰宅途中の河川敷の近くの自販機で買ったカ○リホ○イトウォーターはすごくおいしかった。
信じるか信じないかはあなた次第。
あと見知らぬ人が話しかけてきてもついて行ったりしてはダメですよ。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
もし元ネタみたいなのが存在するなら知ってる人はいますか?
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作者怖話