今から書く事は定番な金縛りなんだけど
昔に中学を卒業してから実家の近くのアパートで一人暮らしを始めた時の話で若いからどうしてもたまり場になっていた…
2階建ての昔ながらのアパートで間取りが2Kで居間と寝室を分けて住んでいたんだけどその日も友達が5人ぐらいたまっていてあれやこれやと馬鹿騒ぎをした後にみんなを見送って鍵を閉めて寝室へ…
ベットに入り数時間後
何気に目が覚めると
隣の居間の方から畳のきしむ音が…
ギシギシギシ…
アレッ?誰か居るのかな?
いや 確かみんな帰ったはずだし古い建物だから気のせいかな?
と思いまた目をつぶると
その音がだんだん寝室の方に近付いて来た
ギシギシギシ…ギシギシギシ…
そして枕元で止まった
とっさに身体を動かそうとしても動かない…
あっ!これが金縛りなのか!
そう思いながら恐る恐る目を開けてみると枕元のすぐ横に黒い人影が…
今度は身体どころか声まで出せずに必死に目を閉じて心の中で
「ナムアミダブツ ナムアミダブツ」
ってずっと祈り続けたら急に身体が軽くなって動くようになってた
時計を見たら午前3時…
背中って言うか全身に変な汗をかいて恐怖で居間の電気とテレビ
寝室の電気とコンポのラジオを着けながらフトンに包まって朝を迎えた…
それから2日後
学校からアパートに帰るとパトカーや警察官や近所の人がいっぱい居た
その中に大家さんが居たので事情を聞くと
俺の部屋の真下の部屋で大学生が餓死して見付かったとの事…
死後数日経ってたらしく周りの人達は全然気付かなかったらしい…
俺も知ってるのは横の部屋のおじさんぐらいしか知らなかったからまさか自分の部屋の下に大学生が住んでるなんて知らなかったから尚更驚いた…
今思えば気付いて欲しかったから現れたのか…
それとも毎日楽しく騒いでたので羨ましく仲間に入りたかったから出てきたのか謎です
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話