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短編1
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自分のなのに…

学校に遅れちゃう、横断歩道を確認せず小学生の汐莉は道路に足を踏み出した、軽トラックが前方に姿を表しクラクションを轟かせその時汐莉の耳には悲鳴にも聴こえる音だった、汐莉は軽トラにひかれた。

奇跡的に命は助かったが汐莉は右手を失った、汐莉には相当ショックで毎晩泣いた。

汐莉は毎晩自分の右手が元に戻るよう数珠で祈り、毎晩右手が治った姿の自分の夢を見ていた

それから数年、汐莉は失った右手を忘れられず、事故にあった場所に惹かれる様に行った

また汐莉は祈りだした、すると汐莉の肩をポンと叩く人がいた…

汐莉、誰だろう?

汐莉は後ろを振り向いた、

そこには人などいなく空中に小さな右手がぼんやり浮いていた

え?

小さな右手は汐莉の髪の毛を凄い勢いで鷲つかみした

その瞬間車が走ってくるのを見計らう様に小さな右手は汐莉を車の方へひっぱっていく…ジリジリ…やめて!やめて!…ジリジリ…車はどんどん汐莉の方へ迫ってくる!

その瞬間汐莉はさとった、この小さな右手は小さい頃の私の腕…

無くした物をまさかそっちが取りにくるとは…、汐莉は毎晩祈っていた数珠の紐を思い切りちぎった!ブチ

その時 小さい右手は姿を消した。

もう汐莉は昔みたいにウジウジ悩む事をやめ元気に暮らすようになった。

怖い話投稿:ホラーテラー はるなさん  

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