パチンコ屋の主任の友人から聞いた話。
ある日、夜中までスロットの設定変更をしていたそうだ。
不正防止のために、店の従業員には設定を教えられないため、結構一人でさせられるらしい。
たまに店長も付き合うが、朝から店にいるため、めったにないそう。
ようやく仕事の大半を終えた時、機械音がしたそうだ。
不審に思い、音のしたほうへ行ってみると...
ひとりでにリールが回っている台があった。
友人は機械の不具合だと思い、止めようとした。
すると、低い男性の声で
「さわるな」
と聞こえたらしい。
友人は怖くなりその場で棒立ちになり目をつぶっていた。
何十秒か経ち、リールが止まる音が聞こえる。(スロットは一定時間経つと、自動で止まるのだ)
するとまた同じ声が聞こえてきたそうだ。
「ほらな」
そこで友人は、驚いた拍子に目を開けてしまったらしい。
俺と友人の会話。
「そしたらさー、ツいてたんだよ。目をあけたらさ。」
「何が?肩にでも男が憑いてたのか?」
「ボーナスランプ。」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話