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短編1
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ペカッ!

パチンコ屋の主任の友人から聞いた話。

ある日、夜中までスロットの設定変更をしていたそうだ。

不正防止のために、店の従業員には設定を教えられないため、結構一人でさせられるらしい。

たまに店長も付き合うが、朝から店にいるため、めったにないそう。

ようやく仕事の大半を終えた時、機械音がしたそうだ。

不審に思い、音のしたほうへ行ってみると...

ひとりでにリールが回っている台があった。

友人は機械の不具合だと思い、止めようとした。

すると、低い男性の声で

「さわるな」

と聞こえたらしい。

友人は怖くなりその場で棒立ちになり目をつぶっていた。

何十秒か経ち、リールが止まる音が聞こえる。(スロットは一定時間経つと、自動で止まるのだ)

するとまた同じ声が聞こえてきたそうだ。

「ほらな」

そこで友人は、驚いた拍子に目を開けてしまったらしい。

俺と友人の会話。

「そしたらさー、ツいてたんだよ。目をあけたらさ。」

「何が?肩にでも男が憑いてたのか?」

「ボーナスランプ。」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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