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短編2
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見下してくる・・・

俺はいつものように風呂に入っていた。

そのときふとTVでアクアリングという技を思い出した。

アクアリングとは水中で空気をわっかの用にして出す技である。

俺は早速水中ゴーグルを装着して風呂に潜る。

そうして水中で天井を向く。

・・・!!

すると天井には俺を見下ろす男が。

俺はこの状況が理解できず十秒間考え

こいつは霊なんだなとおもった。

そういえば最近視線を感じていたような気がしていたのだ。

はじめたみたな・・・

と考えながら息継ぎのため体を起こそうとすると

肩と頭をつかまれ湯船に戻された。

がばっ!!っと空気をはき出す。

見ると男が俺をかがんで押し込んでいる。

そしてその顔は笑顔で歪んでいた。

口元が異常なほどひきあがっている!

パニックになった俺は

無様に手足をばたつかせた。

俺が苦しそうにすればするほど男の顔は歪んでいく。

「もっと俺をみていろよ。せっかく気づいたんだから。」

と男は低い声で俺にいった。

そのときの俺は失禁までしていたかもしれない。

そこまでせっぱ詰まっていた。

「見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ見ろ・・・」

すると異変にきずいたのか弟がきてくれた。

「どうかしたの?」

やったこれで助かる・・・。

すると男は急に声色を変え

「なんでもないよ。」

と俺の声そっくりにいった。

すると「ふーん?」と言い弟の足跡が遠ざかる。

ゴポポポポ・・・

息ができず。頭が痛くなる。視界が赤く染まってきた。

俺はそのまま意識が遠くなる。

そのとき声が聞こえてくた。

「次はおまえのばんだからな。・・・楽しめよ。」

気がつくと俺は見知らぬ

風呂場にいた。

そこに小さな男の子が来て湯船につかる。

男の子はゴーグルをつけていて風呂にもぐってあそんでいた。」

そのときあの男のいっている意味がわかった。

・・・おい、なんで俺を見ない?

早く俺を見上げろ。

その言葉に応えるように

男の子は俺を見た。

自分の顔が歪むのがわかった。 

そして俺は腰をかがめる。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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