これは当時、仲が良かった先輩達の実体験の話デス。(実際に新聞にも載ったよ☆)
某県某市のとある廃病院に先輩等3人(以降abc)がする事なく暇潰しにと、肝試しに行きました。
そもそも女っ気の無い3人だったらしく、何処に行くのも決まってこの3人だったみたいです。
煙草の銘柄、女のタイプ、趣味、好物etc…
彼女?ってくらい互いの事を分かち合ってたみたいです(笑)
そんな3人が今回の心霊スポットをチョイスしたのも、3人共通して単純に某県が好きだったからみたいです。(笑)
本題に入ります。
その廃病院は地元では超が付くほど有名らしく、滅多やたらと近付かないぐらいデスオーラプンプンな場所みたいです。
しかし地元ではカナリイケイケな3人にとっては、相手に不足なしって感じで侵入する気満々だったみたいです。
実際、廃病院を目の前にしても誰1人ビビらず入っていたらしいです。
1〜2時間程ぐるぐる回ったが何もなく何も出現するはずもなく
a「しょおもな!」
b「シケるんるん!」
結局3人はプチガッカリしながら廃病院を出て車に戻り乗り込んだまさにその時。
c「あっ…手術室にZippo忘れた…」
a「???…Zippo?」
b「マジンガー?どする?取り戻る?」
突然c先輩が手術室に自前のZippoを落とし忘れたと言い出したらしいです。
取りに戻るのに恐怖心はないのですが、ただただめんどくさかったのかb先輩は
b「じゃーいってら☆足痛いし待ってるわ。怖くないやろ?」
c「ウン…ダイジョウブ…」
a「?????????」
この時a先輩は何か物凄い違和感を感じていたらしいのですが、b先輩共々待つ事にしたらしいです。
数時間後、全く帰ってくる気配の無いc先輩に対し、b先輩は
b「もう眠いわぁ↓↓先帰ろか(笑)1人でも帰れるやろ。」
a「……………うぅぅん。」
元々自由奔放な(いわゆる自己中)集まりなので、c先輩も勝手にどっかいったんだろうと言う発想で2人は、さほど気に留めず先に帰る事にしたそうです。
続く
怖い話投稿:ホラーテラー えむさん
作者怖話