小学校の低学年の頃、学校の校庭の端の所に水が流れている所がありました。
確か、放課後だったと思いますが、一人でそこで遊んでいると 見たことも無い男の兄弟が後から来ました。
一緒になって遊んでいると、弟の方が「兄の手を切ってしまった」と言い出しました。
こっちに見せているのを横から見たら 親指の付け根の辺りが大きく切れていているのに、
血も出ていなく、しかも傷口の中が透明な粒粒の様な状態になっているのが見えました。
それを見た兄が「ああ…もう帰ろうと」言って、二人で帰って行くのを俺は見届け、
それからもう暫くそこで遊んでいました。
でも、小学校の頃なら、他のクラスや別な学年でも何となく顔ぐらいは見たことがありそうなものですが、
まったく見かけない二人を 不思議な気持ちでいたのを今思い出しました
今から30年ほど前の話です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話