私がこの前体験した話です。
私は関東地方のO中学校にかよっています。
ある日、私は学校の宿題をしていました。
明日、ノ-ト提出があり社会の歴史のプリントをノ-トに貼っていました。
でもあと1枚ありませんでした。
バッグを見てもありませんでした。
学校に置き忘れた事が分かりました。
明日貼ろうかな、と思ったのですが明日は部活の朝練習があるため、しょうがないので取りに行くことにしました。
夜10時。
学校まで15分かかりました。
両親は、友人の結婚式に行ってました。
学校の前には、急な上り坂があり自転車から降りる事にしました。
背筋に寒気がしたのは、気のせいでしょうか?上り坂を上がり、昇降口は閉まっていたので隣の職員玄関から入りました。
私は2年生なので、2階に駆け上がりました。
自分の机をみたのですが・・・
・・・プリントが無い。
もしかしたら音楽室におとしたのかも、と思い音楽室へ行きました。
吹部なんです。
私。
ありました!!プリント!!喜んだのもつかの間・・・
帰ろうと廊下に出た瞬間
ジョオオオォ・・・
トイレが流れる音がしました。
おかしいな、人は居ないはずなのに。
私は食い入るように見てました。
すると、
「ううううぅぅ・・・」後ろから声が。
振り向くと、目は白目、四つん這い、血が滴り落ちた女がいました。
「ぎゃああああぁぁ!」私は逃げるように職員玄関へ。
しかし・・・
「鍵が開かない・・・」
階段の上から
・・・ペタッ・・・ペタッと音がします。
慌てていると、職員玄関に設置されている公衆電話がなりました。
私は落ち着き電話を取りました。
「みーつけた」
受話器の中から聞こえてきました。
恐る恐る、階段の踊り場を見ると、あの女が、こっちを見てニヤッと笑っていました。
私は職員玄関のガラスを突き破り、そのまま家へ帰りました。
家へ帰り、いすに座り、プリント貼って早く寝よう・・・と思い、ふと、窓を見ました。
そこには、あの女がこっちを見て、
ケケケケケッ・・・
と笑っていました。
「ぎゃああああ!!」
そのあとの事は、よく分かりません。
気がつくと両親が横に居ました。
「大丈夫?」
何事も無かったかのようでした。
窓を見ると、赤い塗料?っぽいものがついていました。
プリントも貼ってありました。
私は学校へ行くと昨日割ったはずのガラスが元に戻っていました。
やっぱ、夢だったんだ・・・。
提出の時間が来てノ-トを出しに教卓の前へ・・・。
なぜか、ふと、窓を見ました。
そこには、顔だけの昨日の女が居ました。
やっぱ夢じゃなかったのかも・・・
その女はニッと笑って四つん這いになって窓の端へ消えていきました。
怖い話投稿:ホラーテラー みうさん
作者怖話