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後味の悪い話

東京都三鷹市の人見街道で1979年の夜、自動車とバイクの接触事故が発生した。

発見者からの通報の直後、パトカーよりも先に、近所を巡回していた巡査(当時28歳)が自転車で駆け付けた所、

バイクの持ち主は軽傷のようだったが、自動車のほうがハンドルを切り損ねた模様で、道路脇の電柱に衝突して大破していた。

巡査が車内を確認した所、30前後の女性と、その娘と思われる幼い少女が居た。

少女のほうは泣き喚いていたものの、奇跡的にかすり傷程度だったが、母親のほうは、へこんだ車体に体が押し潰されていた。

巡査は少女を車内から連れ出し、周囲で集まっていた近所の人達へ「申し訳ないですが、この女の子をちょっとお願いします。」と泣いている少女を一時的に引き渡した。

その間も巡査は、パトカーや救急車が到着するまでの間、母親に何度も呼びかけ、事故の状況を確認していた。

数分後、パトカーや救急車が到着してから、少女が居ない事に巡査が気付いた。

少女は2日後の早朝、4キロほど離れた調布市の多摩川の土手で絞殺死体となって発見され、その遺体には暴行された跡があった。

当時、事故現場では、若い男性が少女をあやしている姿が複数の近所の人達から目撃されたが、犯人は未だに判明していない。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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