短編2
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夢の中の男 コピペ

俺は山の山頂にいた。

俺「おれなんでここに?なんで俺は手ぶらで山登ってんだ!?」

誰かが俺を追ってくる!!

「待てぇー!!逃げるなー今日こそ俺との愛を誓ってもらうぞー」

太り気味の中年っぽい男が、素っ裸で追いかけてくる。

脂汗びっしりだった。しかもそいつの脂は硫酸なのかは知らないが、そいつが辿った後の足跡を見ると、そいつの体から発せられた脂で足元の土が溶けていくのだ。

俺「なんだあいつは!?うわ!?触られると溶けちまう!!」

そばにあったバイクで俺は逃走することに。キーが差しっぱなしだったのですぐにエンジンを点火して走らせた。

ブブブブブブブブブブブブブブブゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

俺「なんだあいつ!!自分の屁を駆使してロケットみたいに飛んできてるぞ!!うわー!!」

追いつかれる!!遂に追いつかれ、前に回られた。もう駄目だと思っている矢先に

「さあ、誓いのキスを」

そして俺の口にブチュゥゥゥゥ

俺は涙をを流し、恐怖のあまり失禁してしまった。

「ジュゥゥウウウウ!!」

肉が良く焼けるような音が聞こえたと同時に、俺の顔がそいつの脂で焼かれていくのがわかった。

そしてそいつに山からバイクごと突き落とされた。

俺「ぎゃあああああああああああああああああああ」

するといきなり景色が切り替わった。目の前に見えたのは天井の明かり。

俺は目を下にやると、掛け布団が見えた。部屋の時計は午前4時半。

俺「はぁ、夢か。」

かなり冷や汗をかいていた

実は、大学のゼミの夏合宿で、栃木の民宿に泊まっていた。

部屋の人数は俺を含め4人。窓側の2人は普通に寝ていた。

もう1人の奴は?寝たまんまの体勢で首を右にふった。

「!」

そいつはかなり寝相が悪いらしく、そいつ自身が使っていた布団から飛び出して、俺の真横まで来て寝ていた。

そいつの顔と俺の顔との距離は10cmも離れていなかったと思う。

脂ぎっしりで不気味に笑うそいつの顔が、すぐ目の前にあったのだ。

そいつは夢の中の男と何から何までそっくりだった。

昨晩の飲み会で飲みすぎたので、その日のうちにトイレで吐いてすっきりしたのに、そいつのおかげでまた吐きそうになってトイレへ。

ようやく落ち着き部屋に戻ろうとしたら、廊下で脂汗の男とすれ違った。

脂汗の男「おはよう。眠れた!?俺は夢の中でお前と結婚する夢見ちゃって。まあ、男でもお前となら悪くはない」

上機嫌そうなそいつの発言に俺はビビった。部屋に戻って朝を待った。

怖い話投稿:ホラーテラー 高野 ずぱーんさん  

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