短編2
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昼日中に見た夢

これは、私が先日見た『夢』の話です。

なので本当にあった話とは言い難いかもしれませんが、本当に見た話ではあるのでご了承下さい。

その日は夏休みという事もあり、またバイトも休みでする事がなかった私は、昼間にも関わらず一階の部屋で寝てました。

その部屋はリビングの中にある四畳半の和室で、普段はそこで私と家族が食事をしている所です。

リビングとその和室には隔てる壁や扉がありません。なのでリビングのクーラーの風も、和室まで届きます。

だから、私は快適な昼寝をしていた、はずでした。

ふと何かの拍子に目が覚めた私は、今何時かを確認するため、和室の置時計を見ようと身を起こしました。

そして、一度瞬きをしました。

すると、何故か目に映ったのは和室の天井。つまり、寝転がった態勢に戻っていたのです。

はぁ?と思った私はまた身を起こそうとしました。そして瞬きをすると・・・

また、目に映るのは和室の天井です。

こんな馬鹿な事がある訳が無いと思い、私は右手を床について立ち上がろうとしました。ですが何をするにしても、瞬きをしてしまうと再び寝転がった態勢に戻ってしまうのです。

これは夢だと私は分かっていました。しかしどうしても瞬きをすると行動がリセットされてしまいます。

私は、たった四畳半の広さの和室から“移動できなくなってしまった”のです。

目を瞑ったままならどうだろう?と思った私は、すぐそばにある机につかまり、立とうとしました。

すると立ち上がる事ができ、リビングに足を踏み入れる事ができたのです。

やった!と思った私は目を開きました。

映ったのは、和室の天井でした。

何故?立った感触ならあったのに!

パニックになった私は、寝転がったままじたばた暴れました。

しかし、瞬きをするとじたばたさせていた足や手が何も無かったかのように床に下ろされていました。

私はこの状況にぞっとし、早く夢なら醒めてと願いました。

すると、電話が鳴りました。正確には“電話が鳴る音が耳に届いた”と言うべきでしょうか。

その音によって私は目を覚ます事ができ、普通に立ち上がり、普通に電話を取る事ができました。

その電話の内容は大した事はありませんでしたが、とにかく私は動き回れる事に感動しました。

そして時計を見ると、寝始めてから一時間も経ってなかったのです。

恐ろしい夢だったなぁと思った私は、暫くの間、リビングのソファで呆然と座ってました。

それ以来、一階の和室では昼寝をしないようにしています。

以上が私の奇妙な夢の話です。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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私も似たような体験があるので、共感出来ました。
目が覚めると、暫くは放心状態でしたね(^_^;)

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こういうのは僕は面白くて何度でも繰り返し続けます。金縛りなんかも大好きです。

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