※実話である
オレには21歳の兄ちゃんがいる。
Fランに通う若干オタである。(見た目も若干オタ)
兄ちゃんはたまにエロDVDを買ってくるので、オレは部屋に隠してあるDVDを探して、こっそりおかずに使わしてもらうことが多々あった。
兄ちゃんの趣味は女子高生ものやアニメが多い。
オレはアニメには興味がないので、いつもお目当ては女子高生ものであった。
昔、ホモっぽいのがあったが友達への(ネタの)プレゼントらしかった。
そしてある日のことであった。その日はやけに蒸し暑い7月下旬であった。
兄ちゃんの部屋は1階であり(オレの家は一軒家)誰かが帰ってくるとすぐ音で分かるので、兄ちゃんの部屋にいることをバレずにすぐ脱出できるので便利だ。
兄ちゃんがいないのを見計らって兄ちゃんの部屋に入る。
窓を閉めきっているため暑い。
取りあえず窓を開けると蝉の声が響く。
「ミーン、ミンミンミーン」
少しうるさかったが気にせず隠されたDVDを探す。
すると、いつもと何やら異なるものがあった。机の下の奥のスペースに黒い紙袋があるのを見つけた。
明らかに怪しく、その部屋の中で異彩を放っていた。
昨日はなかった。
何だろ…
うなだれるような暑さの中、興奮と苛立ちが入り交じって、すぐにその黒い紙袋を手元に寄越す。
中をみると、3点のものが確認できた。
DVD、小さな段ボール箱、コンパクトなプラスチックの箱であった。
箱にはローションでも入っているのだろう。
以前にも段ボール箱を見つけた事があって、その中身はローションとオナホールであった。
オレは性欲が沸いていたため、すぐそのDVDを兄ちゃんの部屋のテレビで見ようとした。(PS2を使って)
しかし暑い…
さらなる大合唱を続ける蝉にうんざりしながら、再生されるのを待つ。
なんかウトウトしてきたが、それもすぐに止んだ。
続く
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名ちゃんさん
作者怖話