実家に住んでいた頃の実体験です。
私の実家は、変なことがよくありました。
例えば、二階の自室でくつろいでいたら誰かが階段を駆け上る音がする。
一階で妹とテレビを見てたら、二階のドアを激しく何度も開け閉めする音がする。
いずれも確認しましたが誰もいせんでした。大工してる祖父の建てた家なので欠陥住宅でもないです。
そんな実家の自室での夜。
寝ようと思い布団にはいり目を閉じたその時。
かち…かち…。
時計の音が耳につきました。
部屋に時計は二つ。壁掛けと枕元の目覚まし。
ただ、ずぼらな性格もあり、時計はどちらも電池が切れてるどころか入ってもない…。
音は枕元の目覚ましから…。
振り向いて確認しようと、上半身を起こし、振り向く前に目に入ったものがありました。
二本の腕…。
足元の、ベッドと机のわずかな隙間から…。
びびって足を引くと、腕は足をつかもうとしたのか、降り下ろされましたが、足は引かれてるのでベッドをたたく形となり、ズルズルと隙間に消えていきました。
足をもしつかまれたらどうなったか…なぜ時計は動いたか…。
部屋は物置にされてるそうですが、ベッドも机もそのままあるそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話