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短編2
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おいで!

これは、3年前の夏の出来事です。

中学の水泳の県大で、ホテルにとまりました。元から霊感があった私はホテルを見た瞬間、いやな空気を感じました。でも、綺麗だったので我慢しました。

ところが、ご飯を食べに行くといってバスに乗ったとき最初の出来事が起こりました。私の隣の席は誰もいませんでした。ところが、窓ガラスをみるとおばあちゃんが座っていたのです。そのおばあちゃんと目が合った瞬間、おばあちゃんはニーっと笑って私に手招きをしたのです。私はびっくりして、他の部員と話をしておばあちゃんを無視したのです。それがいけなかったのでしょう。場とを降りた後も、おばあちゃんは私についてきて、手招きをしながら、「おいで~」といってくるのです。私はとっさにそばにいる男の先輩にしがみつきました。「どうしたん?」その先輩に聞かれましたが、答えることができませんでした。

これがいけなかったのでしょう。私はこのときはまだ、あんなことになろうとは思っても見ませんでした。

やがて、食事が終わり、朝が、早いということで寝ることにしました。

今日のつかれがあったのか、みんなすぐに寝てしまいました。私も寝てましたが、ギィ~というドアの音で目が覚めました。音がしたほうを見ると誰かがいました。その人は、私の隣のベッドに近づくと、『トントトン、トントトン』とリズムよく、ベッドをたたき出したのです。すると、さっきまでいびきをかいてぐっすり寝ていた先輩が、「おい!だれか」と怒ったのです。すると、その人は、私のほうを向いて今までにない大きな声で「おいで~」と叫んだのです。と、同時に顔が見えました。バスの中にいたあのおばあちゃんだったのです。

「キャー」私が叫ぶと、次の日の朝でした。

カーテンを開けて見るとこのホテルの隣の建物は火葬場でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 空夢さん  

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