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中編3
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海釣り

こんばんは怪奇現象君です。

私は釣りが好きで よく海釣りに行きます。

その日は夜釣りをしようと 男三人で和歌山県に向かいました。

酒とアテを買い込み 早くも車の中で 宴が始まり

目的地に着く頃には かなり気持よく酔っぱらっていました。

穴釣りが好きな 私はテトラの穴に釣糸をたらして あたりを待っていました。

静な海 真っ黒で何も見えない海 波の音でリラックスできる。

むこう側で 航行する船の灯りが 波に揺れている。

ポケットに入れていた ワンカップを呑みながら テトラの隙間に糸をたらす。

あたりがない..

何気無く 海を見ると 船の灯りが チカチカ チカチカ..

雲が無くなり 月明かりに照らされて 波間が見えはじめた頃

何かが見える..

よく見ると 向こうから 人がバタフライで泳いでくるではないか?

凄い勢いで 泳いできます。

数々の浮遊霊 悪霊などを見てきた。怪奇現象君の私はすぐに霊だとわかりましたが..

いかんせ。恐くない!

「アホな霊が居たもんだ!」

「よし無視をしよう!」 近づいてきて よく見える。

「ブー」

私は呑んでいた 酒を鼻からも 口からも 吹き出した...

その霊はチャリ毛..モミアゲが異様に長く

ジョントラボルタみたいな モミアゲをしていて..水中メガネをしている!

そして...バタフライ。

まさに変態だ!

私は酔っているし 馬鹿笑いして しまいました!

その霊は速度を ゆるめず 凄い速度で向かってきます。

テトラに近づいた時

なんと そのモミアゲは 飛び魚みたいに ジャンプしました!

勢いがたらず 私を越える事ができず。

私の目の前には 水中メガネをかけた ジョントラボルタみたいなモミアゲをしている ムキムキで ブーメラン型の海水パンツをはいた 変態幽霊が目の前に....

避けようとしたが 足場はテトラで避けるとこが できないで...

変態幽霊のブーメラン型海パンの モッコリしたオイナリが顔に...

あの感触が忘れたくても忘れられません!

悪夢です..

しばらく 放心状態になり。

我にかえると 後ろから笑い声が...

一緒にきた 幼なじみの坊主が笑っている!

坊主「ガハハハハハ! 彼女にフラレて あげくの果てには 男にも興味をもちだしたか!

ガハハハハハ.」

私は何とも言えない怒りが 込みあげてきて..

思いもしない言葉を

私「ホモの何が悪い!愛ゆえに 愛ゆえに! ホモもいる!ホモバンザイ!」

坊主は笑いすぎで 苦しそうに お腹を押さえながら笑っている..

坊主「ギャァハハハハ! ヒー ヒー!お前はきずいてないのか?

さっきから変態幽霊を 肩ぐるましているのを...」

冷静になった私の 両肩にムキムキの足がブラブラ..

後頭部には股間.. オイナリの感触が 私はとりつかれているのに気がついた。

坊主はツボにハマったらしく 笑って 経文を言えない!

しばらく 私は

海水メガネをかけた ジョントラボルタみたいなモミアゲをした ムキムキの ブーメラン型の海水パンツをはいた 変態ホモ野郎の浮遊霊を 肩くるましたまま 穴釣りをしていた...

言うまでもなく 生きた心地がしなかった。

皆さんも夜釣りには 気をつけましょう.....

怖い話投稿:ホラーテラー 怪奇現象君さん  

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